THE CRAPPY MINIBAND japan tour2008@名古屋得三

daysuke2008-03-31

the crappy miniband
LYNN CASSIERS (voice, effects) aka Ying;
NICO ROIG (toy guitar, effects, omnichord, little toys and more stuff)aka Yang;
GIOVANNI DI DOMENICO (toy drums and little percussion) aka Yung;
PAK YAN LAU (toy accordion, toy piano, effects, toys...) aka Yeng
ゲスト:高岡大祐tuba

RYOCHESTRA:西本さゆり(vo)白木佐也加(vo)渓(g)
臼井康浩(g)石垣篤友(b) 粟野昌良(ds)小野良子(key.as)
弓削聰(g) solo


とてつもなく早朝。
今日は名古屋へ移動の日だ。
5時おき、45分には出ないといけない。
なぜこんなに早いかというと青春18キップ移動だからだ。
まさか彼らがこの選択をするとは思わなかった。
事前に名古屋への移動方法はいくつかあることを伝えてあった。
早くて快適で高い新幹線、半額かそれ以下だけど時間のかかるバス、
とてつもなく安いけど時間と乗継が面倒な青春18キップによるJR鈍行移動。
日本で名のないバンドは金にならない、正直にこのことは言ってあったがまさかこれほどとは、と思ったろうか。
金銭面でのことを考えてこの方法に落ち着いた。
僕はこの10年マイシーズン乗っているから慣れっこだ。時刻表だってもう見ないで乗れる。
しかし引率なので万全をきたして時刻を調べて出発。
さすがに辛そうな彼らだが、準備のために2時間しか寝てない(まあ毎日そんなもんだ)僕でも
しんどいところは見せられない。
東京駅から鈍行の旅、ゴー。
僕は皆のケアやいろいろ時間計算などで寝ている暇はない。
寝つきの悪いリンはところ構わず寝れない、他の三人はしょっちゅう気絶。
おきている間の皆とおしゃべりなんかいているとあっという間に時間は過ぎていく。
思っていたよりみんな楽勝で6時間半鈍行の旅を過ごした。


名古屋について昼飯、どこにしようか。
ギタリストのkeiさんはじめいろいろな人に相談しても芳しい答えが返ってこない。
会場である得三の近所の大衆食堂へゴー。
これが煮〆たようなネイバー専門な食堂で狭いし年寄りばかりで嫌がられるかと思ったら
そうでもなくてすんなり入れた。
パクヤンには湯豆腐とご飯、ニコは大好きなカレーライス、他3人はやっぱ名物味噌煮込みうどん。
注文が出揃って食べる時に向かい席にいたおじさんから声をかけられる。
「外人さんたち、名古屋の味なんて大丈夫かい?」と心配された模様。
いやいや、みんな機嫌よく食べてますよ、というと一安心。
なんだか通訳と勘違いされてそのままみんなでおしゃべり。
東京ではなかなかなかった隣の人との会話にメンバー一同もほころぶ。
こわもての店のおばちゃんも親切で助かった。ごちそうさま。


少し送れて会場入りして慌ててチェック。
僕らは最後の出番で逆リハだからセッティングは最初で全部片付けないといけない。
それを含めてこりゃあ大変だ。
今回の来日中ではじめての高く広いステージに潤沢な機材。
いろいろと難しいけどなんとかこなす。


タイバンのryochestraの中には知人友人沢山で挨拶しきり。
こちらがリハやっている間に皆で銭湯に行く。
メンバー4人中2人は結構派手に墨が入っているので大丈夫かなあと思い
墨背負ってる友人に聞いて大丈夫って事で僕は久々にスオミの湯。
ニコもジョバンニも経験済みのようでリラックス、女性たちは初だ。
男勢みな長湯好きで会話も弾む、途中で電気風呂に放り込んでみる。
おっかなびっくり。ここのは三種類の電気で強くもんでくれて面白い。


男衆のほうが長湯でやんの。待たせた女性たちと合流して会場へ戻る。
ああ、早くビールが呑みたい。
というわけで得三に戻ったらすぐにビールだ。
ryochestraがしょっぱな。
プログレッシブな感じの大編成。
女性ボーカルが複雑に絡むのが少しマグマっぽい印象。
結構好みです。演奏大変そう。
友人たちが四苦八苦するのを肴にビール。
超寝不足の風呂上りでヤバイ。


次はギターソロの弓削さん。
はじめて見た。友人が馬鹿受けしてました。


このあたりでもう準備いろいろ余念なく。
なにせ今日は持ち時間が40分しかない、ここはケツカッチンといって終わりの時間が厳格に
決まっているので長くすることは出来ない。
曲順の注文に口をあせなかったことを後で少し悔やむ。
なにせやってる時間の感覚は変わっていき、時の過ぎるのが早くなる。
静かでダウナーなインプロをやっているうちに時間がどんどんなくなっていく。
加えてステージの高さ、お客さんの温度感、反応の読めなさに苦労する。
盛り上がりをあまり作ることなく、時間がやってきた。
いまいちだったかな、と思った途端にアンコールがやってきた、不思議。
スタッフに聞くと静かな曲で短くなら、ということ。
ここで残った派手な曲やりたかったなあ、と思うけど仕方がない。
ゆるやかなインプロで終演。


終わったあとはそこらにいる人たちと懇親会、空腹のメンバーを連れて(よく食う奴らだ)
深夜までやっている中華料理店へ行き乾杯。
なんかいきなりやってきて酔いつぶれる奴とかなんか訳分からなかったなあ。
辛いものをたくさん食って元気を出す。


この日の寝床はカフェ。ベッドなど出していただいて十分。
畳のようなものがあって、ニコはそれを敷いて寝たいという。
まるでドザエモンのようで笑った。
相変わらずやらなくてはいけない連絡仕事は消えないので皆が寝るまで作業。
結構遅くまでおきていた、俺も良く持つもんだ。