ウィリ山ウンテン Vol.28 「高岡大祐ソロ&セッション」@高円寺円盤

daysuke2008-03-14

徳久ウィリアムvo 須藤かよp,vo 高岡大祐tuba アナーキー吉田ds


ウィリアム君の企画に久々に参加。
今回は僕が主役のようだ。
相変わらずこの時期は鈍行の列車で移動できる青春18キップを利用。
もう10年以上も使い続けていて、長時間移動の暇つぶしに長けていくばかり。


ほうほうのていで東京について高円寺へ。
アナーキー吉田君以外は久しぶりの共演だが面識あり。
今回はマイクも何も使わないので自分の準備は楽だ。


今日のスペシャルはウィリアム君が手製のブラジル料理を用意。
ムケッカという野菜と海鮮をココナッツミルクで蒸し煮したもの。
ブラジル料理というと肉料理ばかりが思いつく、これは初めて。
レコード店でもある店内にいいにおいが立ち込める。


客の出足は遅いので先にムケッカを頂く。
大変美味しい。これに固形グワバジャムとチーズあわせたつまみや
ブラジルのからすみと大根、樽熟成のピンガ(サトウキビ焼酎)によくあう。


お客が揃ったところで1部は僕のソロ開始。
特に何をするでも考えていなかったので即興演奏。
立って足を踏み鳴らしながらの最近のスタイル。
管体を通して声色を変えたボイスソロなど。
このところやったソロの中では最も手ごたえがあったと思う。

2部は組み合わせによるデュオから。
まずは主催者ウィリアム君。
繊細なテクニックからなんというか大柄なテクニックというか
倍音操作ばかりにこだわるボイスパフォーマーが多い中で
彼は多彩で面白い。
結構似たテクニックを使ってしまったかも。


次は初対面のアナーキー吉田君。
彼は「水中、それは苦しい」のドラマーである。
自分のTシャツを僕に見せる謎のパフォーマンス?
終始謎であった。


デュオ最後は須藤かよさんと。
何故かやる前にやることを口頭で伝えようとする、またしても謎。
しかし流麗に弾かれるピアノとのデュオは難しくて面白かった。
フリージャズのようにならないように終始心がける。


最後に全員でセッション。
まあこういうのはよくあることで
まとまりもつかないがあまり拡散もしないので即興演奏を初めて見る人が見ると
アレルギーを起こすかもしれない。
そういう風にならないようにいつも腐心するのだが、難しい。


楽しく飲食などもしてまるで友達の家で遊んでいたかのようなイベント。
おまけにクリトリックリスのステージ映像まで見れて幸せ。
円盤店長田口さんとのトークが楽しかった。