kei+高岡大祐@池袋バレルハウス

daysuke2008-02-26

kei(g)高岡大祐tuba


池袋にて待ち合わせ。
最近はライブ前にあるお気に入りの中国料理店で飯食ってから準備、というのが定番。
ボリュームが多すぎるので二人ではいるのもきついが安くて美味い。
ちょっとしか頼んでないのに食いきれん、後からやってきた人たちにバトンタッチで準備へ向う。


keiさんはアコギとflylineでも使っている改造エレキの2本使用。
このエレキ、ベトナムギターのようにフレットの間がえぐれている。
ノミでやっつけたらしい、お見事根性。


特に打ち合わせもリハもしない。
音でのコミュニケーションは舞台でやるのだ。


初めて来てくれたお客さんの差し入れが「ベネズエラボールペン」
珍しいので見せてやったらいきなり壊したお客後藤篤。


この日のライブはうまく説明できない。
僕としては久しぶりの完全即興だけのライブ、しかも人と。
アコギでもエレキでも、ちょっと自分の音を止めて聴いていたくなった。
触って音が出る弦楽器と肉体の意思をはっきりともたないと発音しない管楽器。
やっぱり少し弦楽器がうらやましくなった。
自分の意識が疎ましくなることはよくあるものだ。
触るように自分も音を出したいといつも思う。
にしてもkeiさんはなんというか、出している音と同化するかのように演奏する。
少々のことは気にしないで自由にやらせてもらうこちらも。


2部ではまったくのノンストップか。
ほとんど意識ない状態で、結構闇の中にいる感じ。
突然まったく違う音を出したくなったので、随分後半にtubaを床に引きずって発音。
工事のような音が出る、これで意識を変えることが出来た。
マイクなど気にせずに生音で演奏してみるとアラ不思議。
いわゆる何にも意識せずに「普通に」吹いているのに、手に残る感触はもっと自由だ。
keiさんの音を染みるように聴きながら何も思わず思うとおりに演奏すれば良い。
気づくの遅いね、俺。
しかしこの瞬間だけでも、いいくらい得たもの大きく。


初めての手合わせの後は酒美味し。
なんだか他人事のような感じがしないkeiさん。
酔っ払いぶりも見事。
そこに噂の「アヲヤギツトミ」が現れた。
サングラスを装着しギター弾き語りで必殺の「猥歌」を熱唱する。
池袋の夜、滅茶苦茶。
これはひどい、大笑い。
一緒に合唱して幕。
夜はどんどん更けていく。
今回の旅の〆がkeiさんとでよかった。