New orleans electro@荻窪ルースターノースサイド

daysuke2008-02-21

NOE:辰巳光英elc-tp 後藤篤elc-tb 高岡大祐blowbass 岡地曙裕ds 
ゲスト:ワタンベds


ご存知電化ホーンズと野獣ドラムのニューオリンズファンクバンド。
この日はツアーを昨日まででお仕舞いしたワタンベを呼んで野獣二匹に。


長旅ボケでいつものblowbassセットを忘れてしまった僕は真空管マイクプリアンプを
辰巳さんに借りるがこれが何故か動作せず、マイクを直接アンプに刺す荒業で対応。
音量に関してはそう悪くないのだが、ちょっとピーキーで余裕のない音になる。
ワタンベはボイラーズ用のミニドラムをもってきて僕を挟む形でツインドラム。
昨日までのツアーの高揚感が残っている、リハもそこそこでいけそうだ。


軽く飲食して会場に戻り開演。
この日はもう全部ワタンベに持っていかれた感じ。
何処までも遊んでいいんだよ、と誰かに言われたようで(どこから)
暴走とかじゃない、もう音楽という広い野原をひたすら嬉しそうに走り回る
子犬のようになってて、何度も崩れ落ちるくらい笑わされた。


俺とデュオで毎日やっててタガが外れちゃったんだろうなあ、
はじめてやる曲にせよ、バラード的なものまで
ぶっ飛びのスピード感で演奏していてゲストにもかかわらず
俺らを完全に置いてけぼりにしてくれた。
ここまでやってくれたら、もう何でもいい、ってくらいのとこまで。


たーのしー、わははは。
幻のスピードがどんどん加速するワタンベ。
思えばベルギーでだって、彼の地の馬鹿テクミュージシャンたちが
彼が毎日成長する姿を見て、口をあんぐりあけて驚き尊敬の念をたたえ、
ドラマーにいたっては
「ワタンベは素晴らしい、分かってるってば」と半ば比較されることを拒んだくらい、
僕自身も驚きの連続、成長スピードが子供クラス。


その彼がこの旅を経て、最終地点東京で、さらに飛躍を遂げた。
おいおい、アンタ俺よりも年上やろうに、なんやその日々の飛び方は。


一つの良いライブは100のリハーサルに勝る、とはいえ
これはすごいぞ。飛びすぎだ。
追いつかなくちゃ、こけつまろびつ速度持続前へ。


NOEのメンバーもその勢いに負けじと吹きに吹きまくる。
お客も盛り上がり立ち上がり踊りだす。
あまりのことに椅子から転げ落ちるお客さんまでいた。
滅茶苦茶だ。
BOILERZとNOE、あわせると無茶苦茶演奏きついがこれがまた楽しい。


異常な汗びしょで終了。ぐちゃぐちゃ。
美酒が染みる。