勝手にブラスフェスタ@新宿naked loft

daysuke2008-01-25

<ジンタらムータ>
大熊ワタル(cl)北陽一郎(tp)川口義之(sax)渡辺明子(tb)JIGEN(b)こぐれみわぞう(chin-dong,grosse)
<ロイヤルハンチングス>
瀬戸信行(cl)熊坂義人(cb) +池田安友子(per)+高岡大祐(tuba)
<マイノリティ・オーケストラ>
小春(acc)りえぽん(as)みほ(tp)なおちゃん(tb)ふーちん(ds)
guest:タカダアキコ(dance)


急遽出演することになったイベントへ。
新宿でライブすること事態が久しぶりだ。
懐かしいウルガを通り過ぎてnaked loftへ。
ライブハウスか、と思っていたらカフェ風のつくりだった。
ステージではマイノリティオーケストラと思しきバンドのリハ中。
ほどなくみわぞうさんと大熊さんの姿、ベースのJIGENさんは初対面。
ご挨拶をして準備。
あまりに寝ていない割に今日は体調も万全。


ロイヤルハンチングスの面々とも合流。
こちらの瀬戸さんにお誘いされての参加、さらにジンタらムータにも御誘い受けてという日だ。
まずはジンタらムータのリハ。
以前数え切れない程共演したことのある北さんと川口さんとも一緒だ。
僕が初挑戦なので全曲やっていただかないといけないことに恐縮しつつもこなす。
以前より変拍子などに対しては苦手意識がなくなっていることが自分で分かる。
この数年、楽譜の曲は変拍子ばかりやってたからなあ。
バンドの本体であるシカラムータは何度も見ているし、CDも持っているので
それらの曲はやりやすく。
JIGENさんがいるのであまりベースに固執しなくても良いので気持ちも少し楽。


ロイヤルハンチングスはもともと瀬戸さんとベースの熊坂さんのデュオだが
この日は特別ゲストで関西から池田さんが、そして急遽ゲストに僕が入ることに。
僕参加は3曲ほど、ゆるくて楽しい感じ。


バタバタと片づけをし、せっかくだから始まる前に一杯駆けつけたいねえ、とか思っていても
めぼしいメンバーも見つからず、ようやくロイヤルのメンバーを捕まえて少数精鋭でぶらぶら。
大久保近くの中華屋で乾杯。
最近は中の良い人としかやってないので、こうやって一緒に食事したり呑んだりするのは
僕にとっては普通のことだったのだが、そうでもない世界があることを思いだした。
こっちのが楽しいだけどなあ。


戻るとマイノリティオーケストラがはじまっていた。
見かけは中学生くらいか、と思わせるんだけど高校は出ているそうで。
アコーディオンとドラムの子の演奏に耳が行く。
実は見る前は女の子バンドっていう偏見が無きにしも非ずだったけど
(実際ホーンズには一声もふた声もがんばってもらいたい)
達者なボタンアコーディオンとプレイ以上に何かがきらりと光るドラムには聴かされた。
喋りはもうベテランの粋だなあ、ちょっと擦れすぎの感もあるけど。
ぞんざいとべらんめえの危ういバランスだ。


続いてロイヤルハンチングス。
見ているときにはゆったり見れて良いバンド。
熊坂さんはゲストのないときは基本的に生コントラバスだ。
瀬戸さんの明るいネガティブトーク炸裂。
で、「大阪の悪い飲み友達を紹介」ってところで登場。
なんか今回の出演者は皆良い人そうだからなあ。
そして50年代タンザニアのジャズを70年代フリージャズ風に演奏。
そして激しい民謡を。これには大熊さん迎えて。
にぎやかしになったかな、楽しく終了。


ここで終わることもなく僕は次の準備へ。
直前にリハしたもののそれで全然安心できない新曲挑戦(僕だけね)ばかりのジンタらムータ。
これだけの大編成で他のバンドではマイクを使っていないのにこのバンドだけはマイク全使用。
僕はあってもなくても同じくらいの音量でしかない。
細かいところのミスは勿論あるがおおむね良好、それ以上に楽しんで演奏した。
JIGENさんとみわぞうさんと同じような動きで踊っているところに笑顔が。
意識なんてしていないのにね。
そしてこのときにスペシャルゲスト、ダンサーのタカダアキコさんである。
前々から噂は耳にしていたけど、これはもうぶっ飛び。
ここまで客にいろいろな意味でアピールする人はいないかもしれない。
奢らす、踏みにじる、ひっかきまわす、乱入は当たり前。
ある意味変な表現なんだけど、女版の高岡大祐みたいだ、と思った。
ルールなんてない、これはとてもよい。演奏しながらも目が釘付け。
たまに目を離して客席を見ると皆が彼女の方向を追っている、そりゃそうだ。
何するか分からないものほど耳目をひきつけるものはないのだ、本来は。
(是非音楽もそうありたいと常々願う)


大団円は全員合奏もありどかんどかんの盛り上がり。
終演後もメンバーで労い乾杯。
どちらかというと門外漢の僕を誘ってくれてそしてこうやって分け隔てなく扱ってくれるのは
嬉しいことだ。(これもなんでもこうありたいものだ)
このイベントはブラスフェスタ2008というキャンセルされたイベントの前夜祭の出演者が
有志で急遽企画したものだそうだ。
僕はこれにも完全部外者であるが、キャンセルもとのイベント主催者が来ていて驚いた。
誘われて来ているか何して来ているかは僕にはあずかり知らないことだが
「よくきたなあ」と思ったのが正直なところ。
なんにせよ同じ立場だったら、僕ならこわくて来れない。どんな言いがかりであったとしても。
まあいいや、直接言っちゃったし。


久しぶりに会う元同僚たちと飲んで会話も嬉しかった。
元気にやってるところ、見せて居たい。
さすがにこの日は疲れてもいる終電って奴で寝床へ移動。