急遽決定ソロライブ@bar isshee

daysuke2008-01-24

高岡大祐tuba


実はこの日を含めた前後三日間というのは予定もなく東京に滞在するという
ちょっと自分としてはいろいろと不安な日々だったのだが
ライブしたいです、という問いかけに急遽それも一番乗りで声をかけてくださったのは
いっしーさんという大変な音楽好きの方。
お客さんとして知り合い、つい先週に渋谷にバーを開店、ライブできますよ、
ということを聞いていたけど、お店開店初のライブを行うことになるとは。
光栄です。
http://isshee.at.webry.info/


夜の渋谷を歩くのは久しぶりだ。
しかしこの日は雨上がりのせいか、寒さのせいか人通りが少ない。
こんなに人がいない渋谷を歩くのは久しぶりだ。
おかげで大荷物でも移動は格段に楽。いつもこうならいいのに。


ビルの階数をよく知らないで適当に最上階にいったらそこは風俗だった。
見つけないものを見てどぎまぎし階下に降りる。
ここだよなあ、と暗そうで怖そうな店発見、あった。
店内は暗い色調、店員さんはピンク色のメイド、店主はスレイヤーのスウェット着用。
怪しい・・・。ぼったくられそうである。
しかしここは稀代の音楽ファンいっしーさんのバーである。


まずはおめでとうございますと乾杯。
なんと代理店がなくなったことで国内では購入できなくなったロシアの唐辛子ウォッカ
ペルツォッカがある!大好物、これは美味しく頂く。
日本で飲むのは本当に久しぶりだ、うまい!


お店の中は前に会ったお店の印象を少し残すようで社用クラブっぽい。
しかし店内を流れる音楽はなんでもありのすごいもので楽しい。
お客さんがカウンターに埋まったあたりで演奏開始。


天井が低いためどうかな、とは思うのだがやはり立って演奏することに。
音の跳ね返りが自分的には心地よい。
我の身に暑苦しい音が一番に返ってくる。
イデアを練ってというよりは体に聞いてみるという最近のやり方。
足踏みひとつがアイデアを成したりもする。
最初のステージでは最近はあまり行っていなかった特殊奏法を使用した演奏にもなった。
これは特に意識はしていない、ただなんとなく自発的に出てきた。


結構普通に入れ替わっていくお客さんの入り具合にあわせて次の2ステージ。
先ほどで尽くしてしまった感のある特殊奏法ではなく、今度は人力で。
とはいえ循環呼吸は僕の基本テクニック、使用する。
すこしジャズっぽかったか、そんなのもあり。


このあたりおえて終電だったのでさらに一杯のみカレーをいただく。
気を使っていただいて野菜カレーだ。
いっしーさんがご存じないと言うことで大阪の雄・井上卓の阿呆絶叫という
傑作DVDを流してもらう。
お客さんも全員、呆然とする、この凄さ。
最後の最後までインパクトが途切れることはない、いつ見ても凄い。


その後またお客さんが入ってきたりで3時頃に3ステージ目。
今度はカウンターに腰掛けての演奏。
お客さんの好みを少しだけ聞いて、それに沿った(つもり)の演奏。
おお、全然違う、でも同じバンド好きなのですがね。


この辺で終了。
まだまだやっても良い余力と電車のなさを活かし今度はいっしーさんのお勧めを鑑賞。
ジミークリフのアレ、そしてチリのアキネトン、さらにおおこのバンドは凄いグウォー。
http://www.gwarjapan.net/main.php(日本向けのわざとらしいページ)
こんな馬鹿なバンドは見たことがない、最高に楽しい。
解説しているページ発見、これで少しは馬鹿さが理解されるかも。


この頃にこられたお客さんと音楽の話などで盛り上がり。
疲れなど感じることもなく始発の時間までもった。
まだまだいけるなあ。
お礼を述べて退席。早朝の渋谷は久々だ。