七感弥広彰舞踏公演に参加

daysuke2007-12-14

七感弥広彰dance 高岡大祐tuba


昼過ぎに名古屋へ移動。
前日に数年ぶりの体調不良で少し心配だったのだが問題なかった。
まだ少し腹がゆるい。近鉄特急でひとっ走り。


東山線新栄町駅から少しだけ迷ってぱるるに到着。
七感弥さんと再会の挨拶。照明担当で奥様のマルゴさんに初対面。
お店のオーナーの新見さんにも初対面。
七感弥さんと共演するのはまったく初めて。
ずっと前に伝説の町祭今池祭にて路上で踊っていたのを今でも覚えている。
舞踏というと白塗り裸、という印象がまだあった頃に非常に男前だなあと
素直に思ういでたちと踊りを今でも覚えている。
彼は今はフランスと日本を半分ずつ位の生活、うらやましい。
ベルギーから帰ってきたところの僕と向こうの話で盛り上がる。
どうも話が盛り上がりすぎて準備を忘れてしまう。


新見化粧品と書いてある控え室で待機。
魅力的な本がたくさん置いてあって目移りするが時間ないなあ。
まずは1部を鑑賞。七感弥さんのソロ舞踏。
まったくの無音で独り踊る。
すばやくやってきて部屋の角の奥から恐ろしくゆっくりと。
ほんの少しずつしか動いていないのになんだか物凄くたくさん動いているようにも見えて不思議だ。
無音だと逆に内側のほうがざわざわする。
  
動きの少なさが逆に情報量の多さを感じさせるのは、効果的に配された照明のおかげでもある。
最後のほうで口笛を吹きながら踊る、お客は何故かほっとした雰囲気になる。
2,30分程度やります、といっていたのに観衆も踊り手も時間を忘れて50分くらい踊っていた模様。


2部に僕参加、何も決めていない。
持ってきていた最近お気に入りのマスクを着用。
これは着用していると吹けないので出て行くだけにしようと思ったが
最初はtubaを擦って音を出すだけの展開になったので付け続けることに。
途中でむしりとって吹きだす。
七感弥さんの踊りは1部とは違いスピーディー。動きの幅もかなり大きく客席に迫る。
僕は僕なりに音と踊りの間合いを計り、ずっと演奏するでもなく、そして動き続ける。
踊り手と共演すると自然と演奏と関係のないところで体が動くものだ。
後に「こんなに動く演奏者と共演したのは初めて」と言われたほど、確かによく動いた。
さすがにそこまで恥知らずではないので踊ったりはしなかったけど、
自分の音楽は広義で全てダンスミュージックだと思っているのである。
何も考えないでその場そのままに、あっという間の時間。汗もかく。
非常に、良い時間だった。


終演後はそのあたりで歓談しまくりながら、カフェのほうであるカノーヴァン
うまい酒を頂く。
バスの生エールや珍しくて美味しい物が揃っていて大変嬉しい。
片づけをして皆に挨拶をしたら車3台に乗って出発。
今日の打ち上げ会場はそのまま宿泊をかねている、初めての山なんやへ。
車で1時間、岐阜の山の中に到着。
こんな山の中に、という大きな居酒屋が山なんやだ。
町のなんやのほうはよくライブでお世話になっているがここは初めて。

1時を過ぎた深夜だというのに快く迎えられテーブルに並ぶ食べ物とお酒に舌鼓。
会話も弾みみな疲れも忘れ相当な夜中まで宴は続き、最後には広い広い2階で就寝。