佐々木彩子+高岡大祐@大阪ムジカジャポニカ

daysuke2007-12-01

佐々木彩子vo,p 高岡大祐tuba


さすがに眠い、のだがなんだか力は漲っている。
名古屋駅へ向い近鉄特急へ。
世話になった照喜名君や岬ちゃんにお別れの挨拶。
ギリギリで電車に飛び乗って一路大阪へ。寝こける。


梅田へ直行してムジカジャポニカへ。
久々の来訪だ。チャンはムジカのセイコママがハードレインで働いていた時に親しかったらしい。
偶然の再会を作ったわけだ。
途中で立ち食いうどんに寄る、関西だしに入ったそばに驚くチャン。
立ち食いうどん屋に入ると僕は関西に帰ってきたことを実感する。


ムジカは一番乗りでゆっくりとリハ準備へ。
サウンドチェックも十分に、なにせ久々のきちんと全てが揃っているライブだ。
ここ数日のハードな状況のライブで曲の部分は結構覚えてきた。
リハ後は彼女を是非連れて行きたかったので天神橋筋商店街へ。
日本一長いというここの中にある好きな居酒屋、天満酒場へ。
途中で合流したデグルチーニのヤブリンコーネと三人でいそいそと飲む。
隣のお客さんの団体が偶然にもチャンの大ファンだという。
一緒に話もして盛り上がる。
ちょいちょい出来上がって戻る事に。


戻ると一番最初のバンドが始まっていたところ。
僕は思い立って衣装を買いに近所の古着屋へ。
派手なTシャツ、そしてぬいぐるみになるのかというくらいの大きな帽子。
これをもって再び戻る。
戻ってすぐにイノウラトモエの出番だ。
つい先日トリオの編成から従来のデュオ編成に戻った彼女らを初めて見る。
かなり楽しみにしていたのだ。
旧型リズムボックスの味わい深くもどこか裏悲しい響きが音色に非常にマッチ。
機材トラブルもなんのその、二人になったことで逆に幅は広がっている。
かなり面白いことになっていた、今後も要チェックである。


続いて最後に我らのデュオ。
最初は歌とtubaだけの単音二人。
1曲の緊張から解放された後にはチャンのピアノが広がる豊穣な。
昨日までの音の厳選が功を成してかピアノ入りになってもその効果は続く。
一音一音に集中できる、焦らないでいいのはとてもいい。
集中と解放を取り合わせた非常にいろいろな局面のライブ。
いろいろ、といえば客席中央に野太い声で最初から最後まで大騒ぎなまでに
過剰反応している団体さん、どうも目を凝らすと先ほどの酒場で会った面々らしい。
熱心なファン、を通り越して奇矯な人々と化し他の客ドン引き。
僕はと言えばたいして不機嫌にもならず(まったくではない)、ああ、久しぶりの感じだなあと。
以前東京の小さい箱でやっていた時のお客さんを思い出す。
なかでも酒場で一番クールで一番ジェントルに見えた坊主男性が一番狂っておりこれには笑った。
最後の最後まで、別人だと思っていたくらい。


呑みも、ここの名物の美味しいカレーも染みる。
イノウラのウラに「男前な演奏」と褒められた。
チャンを終電へ見送り、こちらも終電で帰宅撃沈。