佐々木彩子+石渡岬+高岡大祐@岐阜クローバーサボウ

daysuke2007-11-29

佐々木彩子vo,p 高岡大祐tuba 石渡岬tp


さすがに朝はゆっくり寝過ごす。
久しぶりの尾高だ。
昨夜は夜遅くに家の前を何かが通る足音が聞こえた。
たぶん猪だろう。そういう場所。
日中に見る紅葉は最高の景色だ。
遅い昼食前に隣家のワリさん夫妻の家を訪れる。
彼らは陶芸家、ワリさんは大の音楽好き。
チャンを紹介してワリさんお勧めの音楽動画鑑賞会に突入。
ちょうど彼らの友人が遊びに来ていて彼はベルギー人。
ベルギーはなしに花が咲いた。
昼食にスパゲティを皆で頂いてご馳走様。
すぐに移動、ちょっと慌しいなあ。
今度はもっとゆっくり滞在したい。
短い時間だがお世話になって感謝を伝える。


一路岐阜へ。
下道で結構な時間がかかる。
道中は会話の弾むドライブ。
初めての場所clover sabouさんは感じの良いカフェで
ちょうどフェルトの展示が行われていた。

(壁のフェルトと岬ちゃん)
店主のユウキさんにご挨拶。
店内外のそこここに「超楽しいライブ」などと予告してくれており
会ったこともないのにここまで盛り立ててくれているとそれだけで気分もアップ。

お店の人が音楽を楽しみにしてくれているというのはミュージシャンにとって嬉しいものだ。
今日はピアノがあるもののマイクがないことが会場についてから判明。
ピアノを触ってみるとコンディションが良くて鳴りも良い。
つまり生声が少し大変ということになるのだが聞いてみるとチャンの声は通っている。
いろいろしていると時間が経つのは早い準備時間。
リハ終わりかなというところで何も言わずにユウキさんからエビスビールの差し入れがあるのも嬉しい。


禁煙カフェということで打ち合わせは外の喫煙スペースで。
勿論僕は非喫煙者だが二人はヘビーなのでまあ仕方がない。
お店の方のご協力でとてもいい感じの入りである。
初めてのお客さんばかりというのは燃えるものだ。
チャンの声が生なので音量には注意。
音を下げるというよりはまさに絞るという感じの演奏は緊張感があるがその分楽しい。
ピアノも自在にいく。
岬ちゃんと女性デュオコーナーは楽しんで見させてもらった。
ポエトリーリ−ディングのような趣もある。
1部ではあまりに静かで硬いのかな、と思ったお客の反応も熱心に呑まれていてということで納得。
最後には手拍子もバンバン入っておお盛り上り。
店主ユウキさんが大きく横揺れして嬉しそうな顔をしているのが印象的だった。


終演後表にて涼むとライブも終盤で飛び込んできた黒人男性と会話。
なんでも自転車で帰宅途中に音楽が聞こえてきたので知らないお店だがやってきたとのこと。
嬉しい話、一緒に乾杯。
それはすごいことだ、という人たちに一つ例え話。
腹が減っている時にイイ匂いのするお店があったら、入ってみたいと思いませんか?
そういうふうに音楽に寄せられていくことはけして特殊なことではないと思うのだ。
この結構いい具合に酔っ払っているバートに乾杯。
彼、スマップやTRFのバックバンドのドラマーだそうだ。
熱烈に是非一緒にやろうと言われる、ははは・・・。
帰る直前、階段の落ち葉が綺麗だった。


終演後はユウキさんの亡くなられた御祖母邸宅へ移動。
メンバーとユウキさんとで泊まることに。
かなり広いお宅で僕は介護用ベッドをお借りして就寝。