BXLに帰還、Kiiiiiii

daysuke2007-10-04

朝は6時半に起床。
子供鉅人はこれから電車でトゥルネーに向かうのだ、ヤネックが車で彼らと荷物を運ぶ。
それに便乗して用事のあるヤネックの車でBXLまで帰ることになった。
まだ暗いなかを準備して7時過ぎに出発。
またも雨模様のリエージュ駅。
彼らの荷おろしを手伝ったらヤネックがコーヒーでもどうだ、ということでイン。
ベルギーワッフルのチェリーのせをワタンベと分けて食う。


このあと少し用事があるというヤネックの時間潰しに付き合う。
どうも初対面の印象が良くない彼なんだが、よく話すとただ単につっけんどんというか
自分のやり方を強く通すほうであるのと表情が独特なので、かち合うだけ、と思うようになった。
音楽の話をする彼にはその真っ直ぐな感じは好感が持てるし、経験も多く楽しい。
やっと普通に話が出来るようになった気がする。


普段の仕事は?と聞くと音楽さ!と強く答える彼。
ほうほう、と我ら。
移動して謎の倉庫のようなところに機材を仕舞いこみに良く。
廃墟のようなスペース、網の上に数十個のトマトが次第に腐っていっている。

芸術?
この後少し移動してもう一回コーヒータイムして手伝いに行くと
新聞の束を運び込み始める、どんだけあるの?と聞くと50束。
結構な量である。
これをBXLまで運ぶが用事とか。
仕事やんか・・・。
俺らなんでこんなところでこんなことしてるんやろ、とワタンベと二人で笑った。


そのまま一路BXLへ。
彼のDJはなかなかナイスにあちこち飛ぶので退屈しない。
マグレブベルベル、パンク、インプロ、聴いたことの無い音楽がたくさんかかる。


市内では地図を片手にちょっとチェックしてエリック邸へ。
彼とも一緒に入って少し休憩。
仕事に出かける彼を見送り家でくつろぐ。
一人BXLに残っていたデグルチーニはここの住人らと楽しく暮らしていた模様。
ワタンベ、デグ二人はどこぞへ遊びに。
僕は残って各種作業。


夜には同居ベルジャンや皆を誘ってライブ鑑賞。
東京で活動しているKiiiiiiiという女の子二人組が近所にやってくるのだ。
ボーカルのutちゃんは鉄割りアルバトロスケットという劇団?で共演の経験あり、
場所は明日我らボリショイズがやる川沿いのコンピロテクゥ。
トラムでぞろぞろ向かう。
大きくは無い店だが非常に繁盛している。
タイバンが2バンド含めて出演3バンド。Kiiiiiiiは最後だ。
最初は打ち込みソロボーカル女。
アングラやってるけど実は本気でメジャーになりたいみたいな寒い芸。
表で川沿いをビール片手に一人ぶらぶら。
次の男女デュオは貧相な男ドラムと体格の良い女ボーカル。
見掛けが変で音はローファイ、ドラム男の体力があまりになく曲が終わるごとにゼイゼイ。
なんだかものすごいおかしくて笑った。


お次はKiiiiiii.
実は見るのは初めて。
結構強行スケジュールで体力的に心配、という話だったが
そう聞いていたわりには元気一杯にやってた。
日本オタクが集まっているらしいこのイベント、超盛り上がる。


終電間際になってしまったのでぎりぎり走りこんで挨拶。
ベルギーでは何かと融通が利くから困ったことがあったらなんでも連絡を、と伝える。
忙しすぎて落ち着いて美味しいものも食べれない、という彼女ら。
次はまたどこかで。


橋ってギリギリトラムに間に合いセーフ。
車内が騒がしい、黄色い服を着た若者たちがべろんべろんになって歌ってる。
これはここらの新入生歓迎会の後らしい。
ご機嫌斜めな同居ベルジャン、

左がナイスなキーボード、エリック、右がフランス人で今バカンス、デグ氏の飲み友ティエリ。

近隣で降りて徒歩帰宅。
さすがに眠い、沈没。