日本橋pontdujapon@アントワープsheldapen

daysuke2007-09-28

この日も忙しいことに。
朝起きて移動の準備などを整える。
昼頃に皆が集まってきて車に積み込み、今日は初めてのアントワープ
ただどうしてブラックライトと僕のリハが必要で僕は遅れて移動することに。
移動手段の用意は勿論ない、電車で自力で行く予定。まあいいや。


昼飯食って地下のスタジオで数曲リハ。
昨年日本でやった曲などいろいろおさらい。
みっちり時間をかけたので出発できたのは夕方。
幸いにもダニエルの運転でエリックと一緒に車で行けることに。
これは助かった、ゴー。
車中では結構眠った。寝不足の日々。
1時間くらいかかって起きたらアントワープ、なるほど風景がかなり違う。
僕の知っている範囲ではドイツ的というか、さすがフランドル地方だ。
建物も整然としていて古くても綺麗。


なんだか港っぽい町並みから外れた森のほうに今日の会場sheldapenが見える。
三角屋根の小屋の向こうには大きな白テント、大木の上にはツリーハウス、たもとには
ラクタで作ったような木の小屋。なんだか懐かしい感じ。
 
以前ヨーロッパツアーをしていた時によくこういう場所に来たもんだ。
先着組のメンバーはビールにシャンパン飲んでくつろいでいる。
なかなか準備が完了しないのはベルギーではいつものことだ。
時間潰しの技術の無いものにはこの膨大な時間は苦痛だろうが
芸達者話し上手な皆と居ると退屈することは無い。
ブランコに変わりばんこで皆で乗ってみたりもする。


しっかりものっぽい女性サウンドエンジニアと話をしながらいろいろと試す。
今日はいわゆる日本橋スタイル、ステージを複数つくり複数のパフォーマーがピンポンをするように
演奏や演劇などを受け渡していく。
テクニカルはとても複雑で難しい。
彼女はかなり健闘してくれている。
なかなかチェックが進まないがなんとか全体のものまでチェック終了。
すぐに食事タイム。
この頃にはなんだか人がかなり集まっている。
夕飯は我らに気遣ってか白米に野菜の炊いたの、サラダ。
うーん、香りがよくてうまい、好みの淡い味付けが素晴らしい。
こうなるとビールが欲しくなるがバーは満員。
集まって人の様子を見ているとやはりブリュッセルとは人種が違う。
禁煙ルーム(非常に珍しい)で黒い犬が膝の上に乗っかってきて遊ぶ。


今日は奥のほうにあるテントで学生の芝居が先に行われる。
草と土の道を照らす豆球の道をたどるとテント。
それとは別に何かの展示がやっているので見るが、なんちゃってコンテンポラリーアート
見とれん、これ、その芝居関係のものらしくて少しだけ様子見ただけで退散。
まあ見ても面白くないものは世界共通だ。


向こうの芝居が終わったところでこちらのメインテントでライブがはじまる、
のだがいまいち客が集まっていない、バーで談義などしているのだろう、気にせず始まる。
すでに大体流れは覚えている、全体的な構成は以前までのものとほとんど変わらないので割愛。
最初のマー君の開始の挨拶がなんか凄かった。
変な和服をはだけて脱いだ後にバケツの水をどしゃーん、とかぶる、ジャパニーズミソギ!
この日はかなり寒かった、やるなあ。客もやんやの喝采
場内の照明は暗めで客席の芝生やステージ前部にはキャンドルが並べられている。
キャンドルの明かりの中で演奏するのは大好きだ。


デグルチーニの怪演に驚き喜ぶアントワープ

マチュー率いるセプテンバリストのほとばしるエナジー

子供鉅人が演じる直前に、客がバーに分散しすぎていたので俺が走っていって
「紳士淑女お前ら、今から日本のナンバーワンアンダーグラウンド劇団の公演だ、きやがれ!」
と叫んでから開演したり。
カンジソロダンスはこの日素晴らしい冴えを見せた。

会場の雰囲気とマッチしている。


大団円の全体合奏の頃にはフラマンもなんも関係ない、みんな酔っ払って激ダンスなベルジャン。
無茶苦茶に盛り上がる。
合奏終わったあとのミチバンドのトイポップも素晴らしい。


終了後にPAの女性と話す。
このテントがあのthink of oneの本拠地であったのは知っていた。
そこら辺から話を切り出してアントワープのエクスペリメンタル音楽シーンの話。
いろいろと一杯あるということらしい、これは興味深い。
アドレスを交換して連絡を取り合う約束をする。
こういうの、別に特別なことではなく非常にスムーズだ。


終演後もベルギービール

ここではwestmalle,grimbergen,judasどれもストロングなものばかり、勿論うまい。
片付けの段取りをして車に積み込み、なぜか乗り込んできやがった近所の若者に毒づき
車内では軽く沈没してエリック邸に到着前に
「腹減った」でフリッツ屋へ、
深夜だというのに結構並んでいる、揚げ物大好きベルジャンめ。

ここで必殺フライドポテトに牛肉黒ビール煮込みぶっ掛けた
濃い名物を頼み、車の中で食べてるとポリスに追い出され家に帰って芋をあてにまたビール飲んじまった。
ほんで積み下ろし
(このあたり最早記憶なし)、ふらふらで4時過ぎにやっと就寝。