学校ライブ、リハ、クレージーパーティー

daysuke2007-09-26

この日は結構忙しかった。
予期せぬ予定が多い。

朝10時に集合、ということだったが全然集まらず11時半か。
寒い雨の中、マチューの子供が通う幼稚園(学校かもしれない)に向かう。
こちらの建物は本当にかわいい。
ぶっきら兄弟とマチュー特設バンド、特別ライブ。
室内でやった後は天井ありの屋外で。
子供巨人は仮装でひらひら待っていて子供たちも自発的に良く踊る。
 
見ていていいなあと思うのは、人種も宗教もばらばら。
人と人は違う、ということを根底で知ったうえで社会に出れるのなら
きっと違いを知ったうえで関係を築けるだろう。
皆が同じ、みたいな教育をしてたどこかの国とは違う。


いろいろ楽しんでそのままマチューの家へ。
昼飯をご馳走になるということに、しかしマチューは忙しそうで
待っている時間ももったいないので一人戻ることに。
エリック邸で自炊してなんだかんだ作業。
夕方にもう一度マチュー邸に戻るとマチューの子供のお母さんがいて
マチューの息子とかんちゃんも。
ベルギーはexでくくられる関係を良く耳にする。
exガールフレンド、exバンドなどなど、元、って意味。
離婚率50%のこの国の人間関係はちょっと見た目では
わかりえない。


かんちゃんのつくったホットトマトソースパスタを少し分けていただく、
久々に肉を味わった。
マチューと連れ立って明日のライブのリハへ。
前にも一度訪れたメゾンドクラシオン。
マチューはいやになるくらい方向音痴で道を覚えない。
今回も間違う、嫌になる。


なかではステージがセッティングされておりサロンオーケストラ
バイオリンのミカエル率いるback to normalが。
あいさつをしてビールをもらいリハ。
前回同様マチューの曲をオーケストレーションしたもの。
明日はこれに加えて僕のソロ、メンバーとの即興セッションなどがある。
このリハがぐだぐだでまあいえばミカエルは突っ走り学級委員長。
思いつきのスピードとエナジーでいろいろやるタイプ。
メンバーは気が良いのだが基本的にアマチュア
ただやっかいなのはいろいろ経験はあるので妙に自信もある。
細かいトレーニングはされていないからやたらにリズムが悪い。
リズムの指導をちょっとしたら完全にわかっていない奴に
おまえが違う、といわれ、一瞬やな感じだしてしまった…。
まあ平常に戻り、あれやこれやリハ。
全然まとまらんがなんとかするさ。


帰りは電車なんとか調べて自力で。
たいしたことしてないのに少しつかれた。
人に振り回されるのはとても苦手だ。


帰ったらエリック邸は予告通り大パーティー
もともとここは5人くらいでシェアしてるわけだ。
いくら広いとはいえ一階だけ解放にせよ、150人から200人!
この街で知った顔がほとんど勢ぞろい。
満員電車状態でPA持ち込んでエリックとコンタンの80年代ポップデュオ
グリュケントップがギンギンにライブやって完全ディスコ。
カシオトーンとリコーダーのデュオはイタリアの映画音楽賞をとったらしい。
この人数が二部屋で踊るわけで地下室につっかいぼういれないと
家が壊れるってくらいのダンス。
(ヒビ入ってた)
そして9割以上の人が喫煙者、僕にいろというのは拷問。
なぜベルギー人は人の家でパーティーをやると床にぽいすてをするのか?
とにかく酒だけ確保して最上階の子供部屋に閉じこもる。
パーティー嫌いではないけど大好きではない。
少なくともパーティーピープルにはなれないな。
ここにいても階下の様子はだいたいわかる。
すさまじい大音響なのだ。
これで苦情などゼロというのはブリュッセル人の快楽主義のなせる技か、
他人に干渉することを嫌うのはフランス系らしいものだ。
深夜のディスコは家全体を激しく振動させているけど
あっという間に耳栓して昇天。