デグルチーニ@ベルギーブリュッセルshaff

daysuke2007-08-24

朝9時頃に起きて階下へ、パンハムチーズの軽い食事を取る。
昼頃に皆がごそごそ起きてきてそれぞれ食事に入る。
誰かを待ったり、そういう面倒くさいことがまったくないので楽。


昼過ぎに昼ご飯の用意、サーディンとジャガイモのスープ煮込み。
そろそろまた買出しに出かけなくては。


昼2時くらいにヤニックが飛び込んできて「ごめん、入り時間3時だった!」
5時くらいと聞いていた我らは焦って準備、今日はデグルチーニに参加するのだった。
ヤニックの車に積み込んで会場へ移動。
そんなに離れていない、旧市街中心地の広場沿いのカフェ、shaff。
広場では毎日フリマをやってるらしい、しかも昼過ぎにフリマ終わると入らなくなった商品を
捨てているそうで、拾っている人の姿もあり。
ヤニックの家の家具もそれで揃えたそうで是非またゆっくり来たい。
昼間から飲んでいる人多数、しかもタトゥー率高し、すぐ近くに有名なタトゥーショップがあるそうだ。
塗りつぶし系が多いなあ。


聞いていた通り演奏場所はカフェ店内、かなり狭い、マイクを数本借りてセッティング。
広場に面しているオープンカフェで演奏するのがベストらしいのだが、スピーカーなど電源必要な
ものがあるためにやむなく店内で。
久々のデグルチーニ参加なのでおさらいを数曲。
友人でありサポートしている上に、ファンでもあるので結構覚えている。
3分の2くらいに参加することになる。


この日ははじめての快晴のブリュッセル、表でビールを飲んで待つ時間も楽しい。
どんどん友人たちやその連れたちが集まってくる。
チャージフリーのカフェライブ。


さすがにデグルチーニに普段着での参加はないだろうと、
レコ発のときにも着ていた襟付きの黒シャツを着込む。
8時頃に開演。
ほとんどのお客さんは店外に居るので、ちょっと難しいなあとは思いながら
それほど気にせずに演奏。
僕は演奏していない時には、脇の階段に座ってビールをすすってポーカーフェイス。
ノーマイクで気分よく演奏させてもらう。
生音中心なので音のバランスなどはとてもやりやすい。

とくにアドリブや即興があるわけではないので曲のムードを正確に。
ドラムが入る要素を僕は受け持っているようなもの、小人コアのような
激しい曲の時は客の手拍子にも手伝ってもらった。


1時間ばかりのショーは良い感じで終わり。
表の涼しい空気を吸い和む。
お店の好意により日本人どもにディナーが振舞われる。
ホワイトソースのチキンペンネ、大変美味しいのだが大半な量。
ただ、演奏後はとても腹が減るので、僕嬉しい。
久しぶりにお酒もちょこちょこ頂いて気持ちが良い。

心地よい疲れと満腹で少し眠くなってきたところで「なんかやろや」という誘いが。
いつでの演奏はやるぞ、楽器を出して表に出て広場に出張っているカフェ部分で
完全生演奏のデグルチーニ。お客さんは目の前。
これが物凄い受けた。お客とステージの垣根はまったくない。
声のでかさもエネルギーも、ほとんど同じだ。
凄い熱烈な反応である。
嬉しい。
我々の音楽をはじめて聴くに決まってるんだが、言葉による説明なんか必要としない
そのまま、である。
間違っても「この音楽のジャンルはナニ?」なんて聞く馬鹿は居ない。


アンコールにこたえてもまだ収まりつかない聴衆に今度はマチューがアコーディオンを取る。
彼のバンドles istと来日時にやった、「daysuke」と名付けられた曲だ。久しぶり。
循環呼吸による変則三拍子でダンス。マチューの声が夜の広場にこだまし熱狂する聴衆。
これでこの日の演奏は終わり。
ふらふらと赤ワインで夜をしめる。
ベルギー友人たちはカフェで語りまくるのが趣味のようだ。

踊るもの歌うもの語るもの酔うもの。
思い思いに遊ぶのが心地よい。


車でまたしても送ってもらったらシャワー浴びてドスン寝