本日出発(追記あり)

daysuke2007-08-20

本日より11月2日まで渡欧します。
滞在先でのネット環境の有無は不明今のところですがおそらくたまには繋がると思います。
ベルギー、フランスを中心とした演奏旅です。
旅先のレポートもご期待ください。
なお、ご連絡はgmailのほうにお願いします。
分からない方は高岡大祐掲示板
ライブのお知らせにも連絡先がありますので
そちらをご参照ください。
では行ってきます。


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では当日のレポ。


とにかくあまり寝れずに朝起きて最終確認して出発。
南海電車使って関空へ。立っていてもとても眠い。
2時間半の余裕を持ってきたのはいろいろやることがあるから。
まずは荷物から開放されたくチェックイン。凄い行列。
係員にガムテープを借りて最終梱包。
なにせ渡欧でtubaを壊されること数回、航空会社の話は信用ならない。
今回はハードケースの表に発泡ウレタンを貼り付け、その上からさらにソフトケースを
無理やり貼り付けることに。これでかなり安全かと、ピストン部分が生きてれば上等だ。


カウンターに出して重量はかるとオーマイゴッド、10kgオーバー。
まあちょっとくらいええやんか、はまったくきかず1kgあたり30ユーロ取ると
おい、5万近くかよ!げげげげ、ないわ、んなもん。
梱包しなおし、預け荷物の中から手荷物に詰めまくる、手荷物は1つ12kgまでと言われたが
知るか、二つで14kgくらいになるまで入れまくった。
それでもまだまだダメだという、焦りまくっていたら、デグルチーニ(バンド)のクラ奏者、
タブリンコーネの姿発見、彼の荷物は軽い!
この人連れなんで合わせて計算して、といって、なんだかんだでなんとかセーフ。
危なかった。


日本に残している振込み関係のチェックと手続きに奔走。
そしたら、日本最後の仕事のギャラが約束どおり払われていねえ!
悪態をつきまくり、富山に電話数件。今すぐ走って振込みに行け!
なんでこうなるんだファック野郎め、畜生、呪われて死ねと地団太。
一度こういうことをやった人間は二度と信用しない。
危うく一文無しで渡欧するところだった。
これで色々遅れて損害大。まったく、金払ってりゃ文句ないのに、クソが。
ずっと走りまくることになったじゃないか、馬鹿め。
いまだに怒りが尽きない。
空港中走り回り、いくつかの手続きは出来ず、最後に保険の手続き。
まともに聞くと高すぎるので、チョイスして安く上げる。
そしてまた走る。
搭乗時間まであとわずか、最後に列車みたいなのに乗るときには空港中に俺の名前がこだまする。
俺が最後の客かよ、と思って何とか着席。
急いでいたせいか、各種刃物の持込に成功(嘘)。
ちょっとしたら、最後は俺じゃない、デグルチーニ(本人)とヤブンリンコ・・・。
全然焦ってない、やられた。飛行機遅らせたのは俺ら全員かよ。


デグ氏はちょい離れで隣偶然ヤブリンコで発車。
やぶっちは高校以来の海外らしくて興奮気味。
珍しく機内で映画見たり本読んだり、普段から国内で長い移動ばかりしているので
この半日移動も全然楽勝。酒もそれほど飲まずとも。
久々にみた007ジェームスボンドはただの殺人鬼になっていた。


アムステルダムスキポール空港に到着。
ここでデグ氏、やぶっち、同行のミチさんは電車に乗り換え。
こちらはブリュッセル行きに乗り換え。
思いっきりエアバス、ちっこい。席決まっていなかったので空いてるとこゲット。
離陸してベルとはずしてすぐにもう一度ベルトして着陸という感じ。


入国審査はスキポールでしていたので何の審査も検査もなく拍子抜けでベルギー入国。
待ち合わせのはずが誰も居ない、まあいいや、と一人待ちぼうける。
30分くらい待ってBLOヤニックとエリックの姿が。
再会を喜びヤニックの車へ移動。
積み込んでエリック亭に向かう。


シャワーとビールどっちが良い?と言われて勿論ビール。
家は噂どおりでっかい家で5階建てか、数人でシェアしているとのこと。
地下にはスタジオもあって素晴らしい。
荷物置いたらすぐに近所のバーに向かい乾杯。
久々の本場ベルギービアを堪能。
キャパ30人程度か、というこのお店には400種類のビールがあるという。
外の席に座っていると彼らの友人たちによく出会う。
頬を摺り寄せキスする挨拶。このあたりはアーティストが多数住まう地区らしい。


デグ氏らの連絡待ちなんだが、なかなかなくて気を揉む三人。
僕は家に戻りWIFIでインターネット。無線LANの充実は嬉しい。
なんだかんだしていたら数時間後に三人無事に到着、無事じゃないか、
やぶっちはブリュッセルでいきなりクラリネットを忘れてきたとのこと、
場所は分かるのでなんとかなる、とかいうけど・・。


とにかく空腹のためさっきとはまた違うバーへ移動。
ここにも遅い時間まで若者たちが集まっている。
またしてもビールで乾杯、ラザニアやパスタなどをほお張る。
しかし、寒いぞブリュッセル!初冬くらいの感じで震える我ら。
革ジャン・コートは当たり前だ。


ほどなくles-istマチューがやってきた。
ここでも再会を喜ぶ。
ある程度飲んだら戻ることになった。
別れ際にマチューが僕に明日録音の仕事をしないか、と持ちかけてきた。
勿論、喜んで、幸先が良いぞ。


なんだか久しぶりの欧州で、初めてのブリュッセルだというのに違和感がまったくない。
ひとつきぶりにきた、くらいの感じだ。
2年前の自分と繋がっている感じ。悪くない。


機内でもあまり寝ていなかったので、これでばっちり時差ぼけなどなくなる。
こちら時間で2時くらいだったか、日本体感時間では朝の7時か8時、やっと眠る。
誰かの子供部屋に。