富山でリハ

daysuke2007-08-17

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ホテルの朝食を食う朝。
一緒に飯食ってた踊り手に聞いたが、昨夜は盆踊りに盛り上がり
リハ会場に車の鍵を忘れてしまってあわや野宿、というところでなんとか
ホテルまで送ってもらえたということだ。
鍵を忘れた本人が「旅の醍醐味」なんて言ってしまう、舞踏家という生き物は面白い。
昼過ぎにまた拾ってもらって一路現場へ。


ちょっと天気が怪しい、今日は場当たりがあるのだ。
コミュニティセンターのリハ会場でリハ。
その後には現場での通し。


ここで二つのハプニング。
このあたりの名産らしいのだが「おろろ」というものがいる。
小型の吸血アブですばしっこくて、吸われるととてつもなく痛い。
瞬間に「いてー!」と叫ぶくらいだ。
夜の川にはコイツが蔓延していてやられた。
僕とベンちゃん、ノブの席のあたりには100匹くらいいた・・・。
夜になると映える照明に寄せられたらしい。
ずっと貧乏ゆすりのでかいのをしてよってくるのを防ぐ。
写真のオブジェのようなものはオロロ捕獲器。


そしてまだ通し稽古半ばだというのに、なんということか、雨がやってきた。
しかも大粒の。これがあっという間にとてつもない豪雨になった。
信じられないような雨で川原は増水、石垣の途中に新しい滝が出来始める。
無茶苦茶な雨である、ボーっとするとオロロにやられる、辛い。
笑うしかないので不謹慎な冗談連発しまくる。
止む気配がまったく見えないので最終的には90Lの透明ゴミ袋を楽器ごとすっぽりかぶって
ゆっくりとあるいていく。まるで災害のような雨だ。
こりゃあ無理かな、というところでスタッフが車で拾ってくれて助かった。
センターに戻ると皆が難民のようになっている。
稽古は中止、ということは通し稽古なしでの本番になる。
なにより明日の天気も心配。
もし順延になるとその後に控えている渡欧も綱渡り的移動になってしまうのだ・・・。


全員が不安な状態で本日終了。
市内に戻ると雨は上がっていた。