茶箱ミーティング@早稲田sabaco

井上経康MIDI-g 高岡大祐tuba,effect 山本達久ds,per


山口から来る若手俊英とライブ。
お店のドラムを並べてもらって井上君のギターはここ自慢のレイオーディオのスピーカーへ。
僕はベースアンプ使用。
チェック時にやはり両名ここのサウンドシステムにやられる。


まず1部は3人のソロから。
最初は達久君のソロ。
彼独特の小さな音のハードコアのような微細にして疾走するドラミング。
何箇所かシンバルをスティックで擦る音がフランジングしているように美しく響いたのが印象的。
次は高岡大祐。
tubaにシンセベースとディレイかけてベーアンへ。
アンプのパワーがそれほど無いので少しハウリやすいことになっている。
ちょっと参った。
ベースシンセに頼ることが多くていかんかったと思う。
ソロ最後はツネ君。
MIDIギターはギターケーブル繋がっていなくてギターシンセ経由でサンプラーエフェクターに繋がっている。
ギターの音がする場合も勿論あるのだが同時にサンプラーが鳴る仕組み。
大雑把な説明だとこうだ。
一曲目の「探し物」は分かりやすい、「どこ」「どこ」「ここ」「そこじゃない」など
弦を弾くと人の探し物の声が演奏される。
ギターの動作はすばやいのでかなりのスピード感。
イデアとして非常に珍しいわけではないのだが演奏にフィットしていてとてもよい。
サバサバした芸人のようなMCもグー。
1曲1曲短くて簡潔。しかもここのスピーカー。
楽しめた。
1部最後は達久君と高岡デュオ。
僕はコンタクトマイクを口に入れて食ったり歌ったり。
リバースエフェクトでかなり暗黒な感じになっているのに気がついたのは後の祭り。
達久君はスティックたたきながら歩き回ってエンド。


2部はデュオ、ツネ君と高岡、続いて山口二人組。
即興のセッションになるとツネ君はMIDIは使わないようだ。
しかし持ち味のスピード感はいやましダイナミック。
山口二人組みはさすがに息が合っておりまるでバンドが曲をやっているようだった。
最後にトリオ。
紆余曲折ある轟音の中にちらりと変態ハードグラインドコアのようなバンド感があって楽しかった。


ツネ君は明日帰るということでこの日は珍しく落ちついて打ち上げなど。
朝方まで熱く音楽の話。