ぶっきら感謝祭@梅田シャングリラ

daysuke2007-07-08

  ★竜宮屋台の出店★
      ・アバニコ(親方カレー)
      ・鯖や(トロ鯖棒寿司)
      ・&'s(スイ-ツ)
      ・植田食堂
      ・カルロス
      ・NANKANA
      ・スターカッツガレージ(雑貨)
      ・Poco Teen(古着)
      ・ぶっきら商会
      ・etc,,,
         ★豪華DJ陣は★
      ・Jr(Bar MUSZE)
      ・AKIO HARA(bud fact)
         ★夜七時からは★
     ♪♪♪ぶっきらライヴショー♪♪♪

                        1. +

あまりに書くことが多いので上記はコピーペースト。
永く熱い感謝祭の日。


ぶっきら兄弟というバンドに僕が参加し始めたのは去年。
友人のデグルチーニが参加していてなんだか面白そうだからスタジオに楽器持って遊びに行ったら
そのまま入ることに。
「新しい兄弟が増えました〜高岡君で〜す!」といわれたことを昨日のように覚えている。


そして今日は本拠地のシャングリラで。
入り時間が10時半とかなり早く、昨夜途中で抜けたとはいえオールナイトイベント出演の身には
つらいところだけど昨夜遅くから準備に入っている人たちもいる。
入ったらみんな仮装の準備をしている。
2ヶ月前に上京して久しぶりのかーくんとも再会。


今日は皆が海の生き物の仮装が割り当てられていて僕の担当は鯨。
ほかのみんなもこの人ならではという、非常にナイスな選択がされている。
紙を切ったり色を塗ったり皆忙しい、僕は準備の時間も費用も無かったので
目だし帽の後頭部に目と口を作って見ようによっては鯨ってやつ。
げんちゃんのタコとかすみくんのイカとか最高に良く出来てるなあ。


司会進行役のチャンキー松本さんは浦島太郎が亀に乗っているというものでこの日は八面六臂。
リーダーのなっかんはなんと「わかめ」だ、人柄が最高に出ている。
みんな素晴らしい格好をしている中独りテロリストのような私。


2時のオープニング開場から子供づれが大挙してやってくる、そう、この日は子供無料。
室内ピクニックのように和気藹々とした風景。

ステージ前には白い屏風が置かれておりこれに好き勝手に皆で竜宮城を書いてもらう。
子供たちの描きたいという意志はすばやくて強固、あっという間に満面が埋まる。

余談だが、子供たちを見ていると「描く」ということには誰に言われるでもなく積極的になるが
こと音楽にはよほど思い切りのある子でないと前に出てこない。
これには結構悩む。音楽はやはり社会的な面が強い。
そして僕は社会的なことは、好きではない。


チャンキーさんのアッパーな進行が続く中、フロアでは沢山の屋台などがさながら縁日のように
出展していて非常に賑やか。
花形である鯖寿司をつまんでカルロスのカキ氷にはベイリーズという甘いお酒とマンゴをかけてもらい
植田食堂のココナッツ麺は冷たくてちょっと辛くてとてつもなくうまい。
十分堪能する。


基本的に兄弟たちの昼の出番は無い、途中海の生き物紹介場面でステージに皆が上がり
子供たちに何の扮装か当ててもらう。
僕は後ろ向きで出るしかないのだがそれでも子供たちはくじら〜と叫んでくれて正直びっくり。
わかるか、これで。

で、全員で並んでラジオ体操をやった。
これがものの見事にみなさんうろ覚えでおたおた。
僕に至っては後ろ向きなので無茶苦茶。
げんちゃんのタコの足とぶつかって痛いし大川君と向かい合わせで変だ。
オッサンになると意外と忘れてます、ラジオ体操。


で、この後にはチャンキーさんのOHPを使った影絵芝居が始まる。
切ない話。甲高い声で歌うように語るチャンキーさんの話に皆引き込まれる。
このあたりから兄弟たちはライブの準備。
魚から一転してナニワのちんどんロッカーにはや代わり。
魚の扮装異常にみんなすごい。
僕は鯨のことばかり考えていたので夜の衣装を忘れていたので鯨のまま。


7時頃よりいよいよショーの始まり。
子供たちが描いてくれた竜宮屏風を背に。
これから2時間が本当にあっという間だった。
かーくん復活の「わのわのわ」はびしっとラップも決まる。
「体は賃貸」という曲をやるといつも音楽の生まれる喜びを感じる。


++++++++


「身体は賃貸です」

身体は賃貸です 身体は賃貸です
レンタルボディー フーフー 心を入れよう


誰かに喰われたって 文句はいわない
誰かの血となり 肉となれ


身体は借り物です 身体は借り物です
こころ 燃やして 返しましょう


+++++++++++


これをノリノリのアッパーなファンクでやるのだが結構宗教的境地だ。
これががつんとくる。
ラストは一度引っ込んで全員白い鬚を生やして
「玉手箱開けちゃったよ〜」とやりながら、ジュリアナで終わるという力技。


ぶっきら兄弟は非常に特別なものだ。
別に特別な技術があるわけではない。
ただとても個性的なちゃんと芸のある人たちが集って
(勿論芸人以前に個性的であり魅力的な兄弟たち)
何か一つのことを目指して、ではなくてまっすぐに。
とても気持ちが良い。
お祭りなどで初めて見る子供からお年寄りまでがぐいぐいとこの変梃りんなバンドに
引き込まれるのは、作られたものではない、ちゃんとした何かがあるからだ。


打ち上げは2階のマンボカフェで。
全員長丁場にくったりしながらも酒が出ると気勢上がり大いに盛り上がる。
ほとんどの面々は僕にとってすでに古い友人たちだ。
かえってじっくり話す時間が楽しい。
思わず終電を忘れそうになったので慌ててダッシュ
時計を見ると発車まで8分しかない。かなり遠いのだ。
通称「アウシュビッツの通路」といわれる地下道を走って駅へ。
大荷物抱えてだとどんな全速力でも子供より遅いのが悔しい。
ちょっと形容しがたい地獄のような苦しみ。20数キロ抱えて全速力は本当につらい。
7分でホームまで着いた。以上に息が上がる。
自宅に着いたら全身洗浄して倒れる寝。