村長ライブ@京都・和音堂

daysuke2007-07-03

村長(鈴木洋一郎)elc−tb 高岡大祐blowbass,effect マルコ村尾ds
花輪嘉泰ts x 石渡岬tp


昼飯は鯛アラのハーブ蒸しと明太子パスタ。
自炊ができると気分が良い。
京都へゴー。


初めての出演する場所である和音堂、地図をうろ覚えで行ってみると
あれ、ここは・・・。
ずっと前にライブをさせてもらってたエスニック居酒屋さんとまったく同じ場所だ。
地下に降りるとまったくそう。
1年以内に出来た新しいお店だそうだ。
かなりしっかりとライブハウス。
これまたしっかりしたベースアンプを借りてセッティング。
今回の発起人の村長こと鈴木さんもエフェクター使用。
こちらはいつものblowbassセット(真空管マイクプリとか)にディレイ、
それに久しぶりに引っ張り出してきたコンパクト・ベースシンセ。
これはディレイの後に繋げた。
かなりかかりが良い状態になってリハですでに面白い状態になった。
ノリノリで遊びまくってしまった。


軽く夕食に皆で。
どうもこの辺は観光地で安くてよい店を探すのを諦めてしまった。
またしても王将へ。
あ、ビール安売り終わってる・・・。
まあ気にせず。僕はあんまり腹減ってないので軽くビールを。
花輪さん岬ちゃん、村長マルコこの二組は初対面なんで歓談。
会話とビールが進む。


戻ったらお客さんがいる。
このライブ、先週の金曜日に決まったのだ。
良くぞ来てくれた、結構年配の方が多い。
最初は花輪x岬組。
マイク立てているだけの即興なんだがお店の店長さんがミキサー経由でエフェクトをかけまくって
どえらいダブダブ。
初対面でこれはすごい。
しかし全体的な印象がアンビエントなのとフリージャズっぽいのであまり集中できない。
店長のダブがエスカレートしていて良かった。


続いて我ら。
村長の曲などをやるのだがこれがまたリハをしていない初見。
聞いていた曲順といきなり違っていてびびる。
どうも楽譜に記譜されている進行と実際の進行が違うようだがあいにく僕は楽譜に関しては
初見時には書いている通りばりばりやるサイボーグなので齟齬は否めない。
が曲はなんとかやっつける。
後半はお任せされて即興。
ヴォイスも入れてループとシンセのミックス。
これ、自分の感覚でいうと普通のことなんだけど形だけのジャズとかばっかり聴いてる人とかって
面食らうんだろうなあ。
しかし待てよ、いま60歳の人でも30年前、1977年なんてエレクトロニクスをプレイに導入している人なんて
もういたし、いつまで遡っても爺さんなんじゃないんだから普通に聴いている人がいてもおかしくないのに
なんだろう、この異常に停滞してしまったような感覚は。
僕は別に前衛でも実験でもない、ただの音楽家だ。
人はジャンルだの何だの簡単に勝手なことをいうけど、この違和感は?
なにかが、おかしい。
まあいいか。
演奏は続く。
最後には岬ちゃんと花輪さんも入って全員演奏。
最初は吹いても音が多すぎるし、コンタクトマイクを椅子につけてコンガのように叩いたり
ハードコア風デス声を前面に出して歌ったりしてんで結局吹いて豪快に遊んでフィニッシュ。


なんだか始めてみてくれた年配のお客さんも喜んでくれている模様。
よかったよかった。
終わった後はしばし歓談して終電で帰宅。