プログレ蛇腹ナイト@新世界BRIDGE

SALLE GAVEAU:(鬼怒無月(g),喜多直毅(vn),佐藤芳明(acc),鳥越啓介(b),林正樹(p)
地中池:(阿部万里江(acc),亀田真司(as),高岡大祐(tuba),ワタンベ(ds)
イノウラトモエ:(井上智恵(acc),浦朋恵(cl),加納佐和子(ds)


このイベント名をつけたのは僕。
さて夕方入り時間にほうほうのていでチャリこいでついたらまだサルガヴォのリハ中。
メンバーと見待つ。
うまい。うまいなあ、やっぱり。
汗一つかかず凄まじいスピードでの応酬。


次には僕ら。
万里江嬢と亀君が横並び、僕はそれに向かい合うようにセット。
ちょっとモニター音がデカイ気もするがなんとか終了。
イノウラにバトンタッチして休憩。
ブリッヂの前のお好み焼き屋に合流して軽く乾杯するが
高い!この店、高すぎるぞ、この辺にしちゃ。
いっこうに気合が上がらぬことおびただしい。
僕はビール一杯だけでアウト。


戻るとなかなかいい感じの入りのお客。
イノウラトモエがはじまる。
最近よく聞いていて曲も覚えてきた。
サウンドの感じはやはりとてもよい。
個人的にはもっと不確定要素を沢山入れてもいいんじゃないかな?と思う。
ウラ嬢のMCがいつもながら堅いなあ、普段喋っているままでいいのになあ。
謙虚過ぎるとどうかと思うぞ。
最後はハヴァナギラをおおらかに歌って〆。


次に僕ら地中池。
僕はこのバンドをチチュウチと呼ぶがチチュウイケでもいいそうだ。
今回は最少人数のカルテット編成。
個々人の責任は重くなるが大編成の中でもアヴァン/ロック系に属するメンバー構成なので
毎回の変化に富んでおりやりがいはかなりある。
キチガイ演奏は僕の担当(だと思ってるんだけど)。
力いっぱいあほな事してみる。
(後で友人たちに「やり過ぎ」といわれた、失敬、な)
なんせ1ステージ50分無いので力をセーブする必要なしにのびのびやらせてもらった。


続いてメインのサルガヴォ。
やはり高度なテクニックの波が襲ってくる。
しかし汗かかずあまりに高度だと長い時間聞いていると全体的に均質な感じがしてくるのも否めない。
会場の奥のほうで聞いていたのも少し音が悪いのかなあ、と思って、前のほうの席で聞いたら全然音が違って
隣に居た若い女性の友人が「高級オーディオでめっちゃ音のええCD聴いてるみたい」と驚いていた。
そうか、なるほど。
後ろで聞くと音の悪いモノラルみたいで(モノラル自体は嫌いではない)全体がのぺーっと聞こえてたんだなあ。
前に行くと演奏のハイファイさがよく分かる。
友人と「不器用ってのは強いもんやな」と言い合う。
アクセントしか出せないから、汗かかんと演奏できないから印象深いのかもしれない。
この日は友人が沢山来ていたので歓談しながら色々な楽しみ方でライブを楽しんだ。
聴いてないのは論外だが、御行儀よく固まって聞いているのはつまらないもんだ。
楽しんだ。


終演後はちょこちょこっと飲んで、ほどほどで帰宅。
何せ明日は始発の上京、大変だ。