GYRO@高円寺楽や

daysuke2007-05-25

GYRO:高岡大祐blowbass 辰巳光英elc-tp 沼直也ds


記念すべき日となった。


移動に手間取り少し遅れて楽やへ入る。
すでに二人はセッティング済みで慌てて準備。
ここのベーアンは良い感じでもこもこしていて結構好きだ。
辰巳さんは少しPAも併用して音をサポート。
今日は沼さんはシンバルが少し多い、全部右手に固まっている。
右側に小さいハイハットがあるのは変わっている。
いつものハイハットとスネア、そしてそれらを小型にしたものがダブルである。


チェック後は軽く食事。
山口から引っ越してきたドラムの山本達久君と辰巳さんでいつもの焼き鳥屋へ。
高円寺というと皆行く有名な場所があるが、ここを知ったらそんなところ行ってられない。
安くて本当にうまいのだ。(冬は鍋が良い)


何かの期待に満ちている会場で開始。
ごく小音量の口唇ノイズの増幅によるビートから始まる。
エフェクターは使わないので勿論人力だ。
あっという間にそれがリズムの渦になる。
辰巳さんの伸び続ける高音が完全にシンセ状態で空を飛ぶ。
ここから怒涛のdance with improvisation.
今日のお客さんは反応が良い。
初めてという人も多いがリズムがばしっと決まり合図なしでテンポやリズムがめまぐるしく変わり続ける
ポイントで「うおおおおお」と声が上がる。
二部はもっと謎からはじまりたくなりコンタクトマイクをアンプに繋げてtubaの管体ノイズを撒き散らかす。
呼応するように二人もアンビエントな。
コンタクトマイクを抜く前に口の中に放り込む。
ぐしゃぐしゃと歯のかみ合わせの音、そのまま歌ってみるとラジオでエディットされたような
非常にローファイな歌声が響く。
自分の音でどうしても興奮状態になってしまうが乱れはしない。
マイクを口から吹き出してblowbassに戻りいきなりビートを叩き出すのが同時。
二部は一部のような分かりやすいリズム構造だけではなくいろいろな実験を速いスピードで。
今回辰巳さんが初導入のBOSSのフェイザーがかなり飛び道具で活躍。
意外なことにしっとりと終了した本編で客はさらに盛り上がりアンコールに短く激しいものを。
これでさらに客が沸騰。バシッと決め終わる。


最高に良い気分。またしてもビールがうまい。
ここのところGYROは沼さんと僕のデュオ名義に誰かが入ることでやってきた。
もともとはギターのスズキイチロウ氏とのトリオだったのだ。
イチロウさんが脱退したのがもう3年前か、バンドは5年になるだろうか。
この日で辰巳さんの正式メンバー加入決定。
何度もやってきたが彼が一番サウンドする気がする。
新しいGYROの発振だ。
今後もどうぞ宜しく。