東京アウト@池袋バレルハウス

daysuke2007-05-24

東京アウト:後藤篤elc-tb 佐藤帆ts 高岡大祐blowbass 宮川剛ds,elc-per


名古屋からキラキラ号というバスで上京。
二列シートだが隣居らずtuba置けて快適安心に。
無事に新宿に到着し池袋へ。
この数日の朗らかな環境から直接新宿はかなりツライ。
ちょっと暗い気持ちで池袋駅を降りると目の前の千人の中で一番姿勢の良い人が
笑顔で声をかけてきた「高岡君!」
さやかさんだ。
いわずと知れた渋さ知らズのダンサーであり日本が誇るタンゴダンサー。
なにより姉御、親分、天下無敵。
ほぼ一年ぶりの再会か、物凄い嬉しい。
まっすぐビームを放つかのように強い視線を目に受けて会話する。
またの再会を約束し別れる。
これで俄然馬力がついた。
バレルハウスまでの足取りも軽くなる。


入店すると宮川さんがセッティング中。
ほどなくして後藤君も。
バレルハウス、非常にいい感じのお店だ。
おまけに酒も安くて品揃えがよくてレコードもたくさん。
こりゃいいや。
帆君が来る前にリハ開始。今日は題材は少なめで自由度重視か。
してたら帆君もやってくる。
今日はblowbassでもPA使用。あんまり迫力はない。


リハはさくっと終わったのでそこら辺に食事に出かける。
後藤君と宮川夫妻と僕であてもなくどえらい安いチェーンぽい食堂へ。
ここが大当たりでボリュームも良いし安いし言うことなし。
宮川さんの奥さんはきゃしゃでとても可愛らしい人なんだけどこういう男飯が滅法好きとのこと。
すばらしいではないか。
満腹満足を抱えて店に戻る前に何故かカジキマグロの人形を拾ったのでもてあそぶ。


ステージは後藤君と僕のヒーローアメリカが誇る子供大好きの天才MJの「悪」から。
いかにも悪いベースラインから後藤君のエレキtbに帆君のやけくそファンキー。
宮川さんは巧みで宇宙なエレキ打楽器群のスペースサウンド、そして激ファンクビート。
NOEと全然違うもっと荒々しいロックよりのサウンドがたまらなくなってきて
途中で手元にあったかばんの紐を解体してストラップにして立って吹くことにした。
踊りたいのだ、踊りながら吹くことで出るビートがぐっとくる。
天井が低いので音の返りもよくPAの音の弱さをカバーしてくれる盛り上がり。
ガンガンにいく。
NOEでもやっているようなレパートリーやスタンダードも織り交ぜて全部バリバリのファンクに仕立て上げる。
ジャズではない、ロックな。
宮川さんのドラム、かっけー。音が立ってる。これが盛り立てられる。
帆君のサックスは一弦ギターみたいでこれしかない、という絞った必死演奏が素敵だ。
凡百のギターやサックスみたいにぺろぺろやられてもこちらは燃えない。
後藤君はリーダー仕切りの妙に畏まったMCからハイテンションな演奏で息も絶え絶え。
しかしあおるあおる俺。
大大盛り上がって幕。


終演後のビールがマジでうまい。
ダンディーなお客さんからもご馳走になる。うまい。
搾り出したようにビショビショに汗かいた。
ライブ後のバレルはロック居酒屋で良質でロックな音でレコードをガンガンかけてくれる。
またひとつ東京の良い店を知れた。
この日は盛り上がり深夜まで痛飲。