ライブ@名古屋空色曲玉

daysuke2007-05-23

石渡岬tp 高岡大祐tuba 歌舞伎昌三dance


昼ごはんは縁側で。
久々にキッチンに立つ。
ありあわせの素材でドイツの中華屋で食べたカレーを作ってみる。
ごま油が効いていて大変チャイナな海老カレー炒め。
自分で飯作るのはやっぱ一番だ。


昼早くに出かけ
途中大好きなフルーツパーラーのフラッペ(カキ氷)を食べに行く。
「大好きな」は「フラッペ」にかかる。
最良の果物を使って作るこれは最高にうまいが店員の態度が最低というお店。
土地持ちが長年やってる感じの胡坐がたいそう気に食わないがうまいので仕方がないから行く。
相変わらずうまかった。店員は最低だった。


ビレッジ版ガードが入店しているイオンの巨大店舗へ。
岬ちゃんと立ち読み。
変な生き物ばかり載っている本とティッピの本をむさぼり読む。
人間より動物のほうが好きなのかもしれない。
出来れば動物のように生きたい。


空色曲玉に着くと表に昌さんが待っていた。
先日からすぐだが再会を喜ぶ。
早速ステージングや進行を打ち合わせる。
岬ちゃんと僕は奥に両翼座る。
昌さんは好きな場所で出入りしてもらう2部制。


開始時間には結構なお客さん。
ご飯などのオーダーだ出切るまで待ってからスタート。
最初の15分近くは岬ちゃんと僕のデュオ状態。
どうしても力みがちになりやすい岬ちゃんを解くべく、音数は少なくても良いものでいこうねと
打ち合わせしていたので無音の部分もあるなかなか良い感じの緊張感。
入り口付近、ステージ部からいうと奥のほうからゆっくりと昌さんが踊り入ってくる。
歩くよりずっと遅いテンポで、緊張感に乗る。


さて、ここらへんで演奏の内容が思い出せない。
なぜなら腹が立ったからだ。
撮影は別に悪いことだとは思っていない。
しかしひたすら携帯などで音を立てフラッシュを焚きながら撮影されると
集中するのに邪魔で非常に気がそがれてしまう。
ちょっとだけなら気にもならないが始終ずっと撮影されるといけない。
声を出して注意したくないステージ、そんなことも把握せずパチパチ。
後で考えれば何も考えず思いっきり殴ればよかったのだが踊りなどを壊したくなかった。
それに明らかに観衆にも邪魔だという雰囲気が流れていたのである、
なぜ注意しない?こういうことをミュージシャンがいうのは非常に雰囲気悪いのだ。
これが美しい日本ってやつか?
集中してたらそんなの気にならないだろうって?そうかもしれんが腹は立つんだ。
ああ、やっぱり首が後ろに回るぐらい殴っておけばよかった。
特に一人いつまでも撮ってた奴は全体なんか見てなかった。聞いてなかった。
そうでないと俺が完全に演奏を止めてにらみつけていることに気がつかないはずがない。
10分はたっぷり演奏しなかったんだぞ。
他に撮影してた奴はこの辺で何も言わないでもみんなカメラと携帯を下げた。
殺気を出してたからな。
こんな馬鹿が自分のライブを見に来るなんて本当に嫌だった。


昌さんが下がったところで1部終了。
最高に死んだ目で最低に盛り下がった死刑官のような口調でMCをして退場。
音に出て怒りと頭を冷やそうとするが収まらない。
周囲をぐるぐると歩いて時間をつぶし2部へ。


最初に話をさせてもらう。
これからする話は恥ずかしい話だ、と題して。
馬鹿には分からんだろうがこんなことを話す俺も恥ずかしいし
そんな世界も最低だと思うしとにかく恥ずかしい。
元来撮影とか録音は断ってやるもんだし、周りの雰囲気も構わずやる奴あ最低だ。
こちらも命がけで一つずつ演奏してんだから、もし携帯ぱしゃぱしゃでも命かけてやってんだったら
撮ってもいいよ、でもこちらもそれなりの対応させてもらうからな。
ほんとはこんなこというのは最低のことなんだ。
「お年寄りを大事に」とか「マナーを守りましょう」並に恥ずかしい。
当たり前のことが分からないバカのために労力を払わなくてはいけない上に
バカのせいで気分が悪くなるなんて最低だ。
その馬鹿を止めもしないような馬鹿も最低だ。
全てが最低の話だ。
これでまた「ライブ撮影しちゃダメなんでしょ」とかいう馬鹿がライブに来そうなんで言うが
そうじゃない、考えればいいんだ。
いまがそのときかどうか。
これを見ていない人には分からんだろうが、明らかに見ている人にもやっている人にも
悪影響と迷惑しかかけないってこともあるし、そうじゃないこともある。
考えろ考えろ。


じゃあ何でそんな話をしたかというと、この後のライブを良くするためだ。
言わないと俺は気分よく出来ないし繰り返されたくない。
客も会場も納得できない。
このままぶーたれてバカの快楽のために台無しにされるのはごめんだ。
切れて終わるのは若い頃に散々やって飽きた。
(でも暴力は効率がいいので好きだしたまには使う)
とにかく良いステージがしたいため。


おかげで2部は集中したのしまさせてもらった。
(まあ言われたら言いなりかよ、とは思ったが)
最初は岬ちゃんと俺の大好きな曲をやってひとしきり、そして再び昌さんに入ってもらって。
岬ちゃんは声を多用し、俺はたいしたことは出来ないがフレームドラムをいろいろ使ったり。
思ったことをすなわちやった。
出し切ったかな、ってところでアンコールまで頂いて岬ちゃんと勢いつけて明るく手短に。


終演後は打ち上げを。
ここで出されるとてつもなくうまいオーガニック野菜料理がテーブル一杯に並んでいて最高うまい。
とくにここの自家製のぬかづけが最高だった。
まるでチーズのような香りがする。すごい。
このあたりではもはや食い物の話しかしない俺。
農家の斎藤さんという方とも話し込む。
野菜の未来を語りまくるtuba吹きっておかしいんだろうなあ。
とにかくうまくてうまくて大満足だった。


打ち上げ前に撮影パチパチ野郎から侘びとともに
「メッセージ受け取りました」という訳の分からないことを言われた。
本当は大切なことを何も教えないで放置しておくのが一番の罰だったんだが。
しかしおそらく何も分かっていないのだろうな。
俺のメッセージはただ一つ、俺のステージを一度でも台無しにしたんだから
地獄へ落ちれば良い。手を下す気にもならねえ。


この後は宿に移動して早めに就寝。
蚊取り線香たいて対策ばっちり。