山口〜九州へ一人旅

daysuke2007-04-20

高岡大祐tuba BsC(びすこ:山本達久・一楽誉志幸ds,duo) 山口最中


ついに西へ旅に出る日に。
実に2年半振りである。
時間がないので今回は贅沢にも新幹線で新山口まで。
前回に演奏したときに立ち寄った防府のレコードショップdbhの元店長山本達久君と待ち合わせ。
今回は彼の尽力によりこれたのだ。
日差しの気持ちよい新山口駅で久々の再会。
車に乗り込んで湯田温泉へ。
近況報告など四方山話ドライブ。
どうも少し早く着いてしまったようでうろうろとする。
ハードオフでめっけもののシンバルをゲットする達久君。


オルガンズメロディーは初めてのお店、店長さんは簿記が小倉駅のラフォーレのオープニング営業で
10年位前に演奏できているのを見ていたという稀有な方。
全体のスペースの半分くらいがステージになっているつくり。
なんとステージを使うのは僕と弾き語りの山口最中さんだけで
ドラムデュオであるビスコはステージ降りたすぐのところ両端にセットするとのこと。
ステージが異様に広いことに、僕は隅っこのアンプと真ん中に立てられたマイクを使用。
一楽誉志幸君と再会、彼参加のフラテンはついこないだ大阪でセッションしたところ。
ちょっとコピーに走りに店の自転車を借りてコンビニへ。
街道を走るとずっと前にこの辺に来たときのことを思い出す。


開始前に皆で夕食を。
すぐ近所にある飲み屋さんなんだがそこに行くまでに怪しい大人のおもちゃ屋さんが。
薬屋に付属した暗く狭い怪しいお店。非常に老舗っぽい。
角の居酒屋は刺身が美味い、ちょいちょいとビールも頂きちょっとご機嫌さん。
皆でさまざま談笑も楽しい。


店に戻ると久々に会う顔にちらほら。
明日の印度洋イベント主催のフラテン小島君も来てくれていた。
まず最初はビスコから。
非常に繊細でドラムデュオなのにまったくうるさくない、それでいて非常に速度のある音楽。
高音の特性を独特に生かした金属音が多用されている。
なによりこの速度感、ハードコアテクノや速度重視のメタルのような疾走感なのに
音量がそれほどない、新鮮で非常に楽しめた。


2部は山口最中さん、ギターの弾き語り。
これがまた静かで繊細な世界。
このあたりで僕は仕込みに入っているのであまり見れなかったけど
僕が出てこの雰囲気がぶち壊しになるだろうことは確実。


そして高岡大祐ソロ。
編成の順番として、おかしいよなあ、でも遠来のゲストってことの扱い。恐れ入る。
前回来たときにはまだ開発していなかった吹き語りを数曲、blowbassスタイルはベーアンをお借りして。
久々に行う風船tubaも。カズー突っ込みtuba即興など。
客席に吸い込まれるような演奏。どう思われているかさっぱり分からない。
終了と同時にビスコの二人を招いてトリオセッション。
彼らの速度感は僕の好みばっちしで、この鈍重な楽器でも真っ向から一緒に走ることを試みた。
こういうドラマーとやることはほとんどなかったのでこれが新鮮で楽しかった。


終演後は皆にさらに挨拶し片付け。
ビスコの二人とファミレスでうだうだといろんな話をする。
二人ともポールニールセンラブの大ファンってことでなるほど。
そんな音楽の話もまた楽しい。
酒も飲まずにパフェとドリンクバーで打ち上げというのもいい感じ。