ヤニックの日@谷町ポコペン

daysuke2007-03-10

yannick dupont(ds,laptop,per)
高岡大祐tuba 加藤吉樹g みかけをしんいちss ミチukulele サカイlaptop 瀬戸信行cl
かんちゃんdance


ベルギーからお越しのヤニックさん、滞在先のポコペンで彼企画のイベント。
大阪滞在中に彼が共演を希望したメンバー集合によるコンサート。
ヴァイオリンで参加予定だった波多野さんは急遽病欠。
昼間にリハ、ここ数日やっているのでばっちり。
小雨の中所用をいくつかチャリキ飛ばして済ます。


6畳間に少し付け足したくらいのポコペンは人で一杯。
今日はライブ中禁煙にしてもらえたので先日に引き続き楽だ。
とはいえ休憩時間は人も多いし喫煙なので2階に避難。
この日は4部構成だ。


1部はポコペンならびにお住まいのサカイさんとヤニックのlaptopデュオ。
サカイさんが映像も操り静かにエレクトロニカ
ヤニックお気に入りの日本語教則音声フル活用。
このユニットはミルクトロニカというらしくポコペンでは同名のカクテルも用意。


2部はミチさんとヤニックのデュオ。
映画音楽?の小品で可愛らしいチェンバーミュージック。
1曲が短いのであっという間に終了。


続いてが我らのセット。
これは人数が多くスペースを作るのに苦労。
ヤニックによる全曲オリジナルで、
曲によってメンバーに変動あり、僕と加藤さんは全曲参加。
直前に換気をしてもらい禁煙でライブ。
1曲目は前部に引き続いたような可愛らしい曲。
アドリブもなくさらっとやり2曲目は加藤さんと三人でビバップっぽい曲。
非常に短い曲なんだがこれがかっこいい。
3曲目はロンリーエチオピアンという曲でオーネットコールマンの
ロンリーウーマンのやり方でエチオピア音階のメロディをやるもの。
楽譜は至極簡単。メロディーはリズムと関係なく淡々と5拍子を刻み
決まるところは決まる。これには三宅が参加、加藤さんとのカラミあり。
4曲目は7拍子のファンキーな曲でニューオリンズっぽい気持ちの良いビートに
うねうねとメロディーが跳ねる。
結構好き放題やらせていただいた。
このセット最後の曲は映画の中のようなジプシーっぽい曲で
こういうものは日本一のクラリネット瀬戸信行面目躍如。
この曲やってる最中の店内のムードが最高、狭い中でも動ける範囲で踊る人揺れる人。
後にポコペンマスターが「ナチス占領下のパリの地下で音楽を楽しんでいるかのように」
と評した最高の雰囲気。
演奏しながら笑みがこぼれた。


最後の4部になると少し人が減りいやすくなった。
マスター弟君のかんちゃんが再び登場のミルクトロニカで踊る。
スクリーンの光に影に映える。


終演後は親しい人たち中心で和やかに乾杯。
それほど遅い時間までもいずに退出。
ほこほこと、笑みの残る良いイベントだった。