山北健一/高岡大祐@谷町伽奈泥庵

daysuke2007-01-06

山北健一per
高岡大祐tuba


2007年の仕事始め。
歩いて行ける一番近いライブ場所である伽奈泥庵。
今年もお世話になりそうだ。
雨上がりなので自転車出勤は控えて徒歩で。
昨夜久々の痛飲でひっくり返ったのでチャリキ怖い。


到着するとすでに山北さんは搬入済で今からセッティングというところ。
僕は完全に生なので場所を選ばない。
山北さんは高上がりのステージ部ではなくレコードスペース近くを使用。
ジャンベ、コンガ、響線の入った長太鼓などが並ぶ。
面白いのはビリンバウがスタンドにホールドされていることだ。
通常手に持って腹で押さえてワウをかけるのが特徴の楽器だが
こうすると手で楽にコントロ−ルできるとのこと。
これとスリットドラムが音量が小さいのでマイク使用、後は生。


開演まで結構時間があるのでお店でだべり。
開演時間近くなると続々お客さん登場。後も続くの開演は押した。
最初は僕から。


高上がりが空いていたからそこでしようかと思ったのだが
近くの客がタバコを吸っていたのでやめておいた。
直前まで演奏場所を決めなかったのはこれもあるのだ。
ソロ演奏時、循環呼吸を基本とする僕にはタバコは非常に邪魔だ。
呼吸も苦しい上に気が散るのだ。
(ぜひご理解いただきたい)


僕をはじめてみるお客さんも多いので挨拶代わりに決め事なしに。
唇の慣らし運転からスピードを上げていく。
照れくさいのでお客さんの顔は見れないが絶句の模様。
広沢哲の曲や相変わらずの歌謡曲、自作曲など。
客席のレスポンスが非常に良い。
音量もそうないのに良く聴いてくれている。
静かな状態の伽奈泥庵は生音が非常に良く響くことを再認識。
ついつい調子に乗って馬鹿MCも多用してしまう。
小一時間ほどで終了。


2部は山北さんのソロ。
じわりと練り上げられかのように始まった単音が紡ぎ出され
徐々に手数を増やし構成力が強靭になっていく。
そしてピークの速さになったところでテンションも音量も爆発する。
これはお客が燃えないはずはない演奏。
嬌声がよくあがる。
僕はついついその構成力に注目する。
うーん、打楽器はうらやましい。
例の固定ビリンバウ、ひょうたんの穴の部分を手で開閉するとは
コペルニクス的発想、叩く棒が2本になってさらに納得。
しかし専門のビリンバウ奏者が苦い顔をしそうな反則ギリギリ技だ。
しっとりと聞かせる局面も多く、一つ一つ楽曲になっている。


2部終了後少し休憩を置いてセッション。
サウンドチェック時にさえ一緒に音を出していない状態からのデュオ。
お互い探ることもなくさっと音が出て行く。
非常にやりやすい。
もっとこの旨味を濃厚にできるかなというところで意外とあっさりとend。
拍手鳴り止まず、アンコールをいただく。
また一味違う感じでデュオをもう一発。
いい汗をかいた。


終演後は見に来ていたタムタムカンパニー横沢さんを中心に楽しく飲み会。
横沢さんと山北さんは旧知久しぶりということで旧交を温めあっている。
どうも自分より酔っ払っている人がいるとあまり飲む気が起こらなくて
我がの健康には良い模様だ。
ほろ酔いで気持ちよく帰宅。
本年も面白くなってくれるんじゃないだろうかという、いい始まりの夜。