GYRO@柏Fat time

daysuke2006-12-07

GYRO:高岡大祐blowbass 沼直也ds


出発がついていなかったこの日。
久しぶりにエフェクターを使おうと両手に大荷物。
狭く暗く見通しの悪い階段を下りようとするのではなかった。
2階から1階まで見事な階段落ち
with tuba。
受身を取ることすらできなかった。


体の痛みより楽器が心配、
場所もわきまえずケースを開けて確認。
機関部は無事動作、しかし基底部側面に大きな凹み数箇所。
めげる。
音に問題は比較的ない箇所ではあるが凹むは凹む。
左足首を変な角度に曲げた、背中全体に強い痛み、
ただ痛がるのが面倒くさいのでそのまま道を急ぐ。
今日ははじめての場所、柏だ。


駅を降り立つとなかなかの人手。
これが「東の渋谷」といわれる柏か。
たしかストリートライブがOKという太っ腹な町だと聞く。


えっちらおっちら歩くとあっという間に町の印象は変わり
風俗店や飲み屋が目立つ。
雑然としていて良い。


もろに風俗店の地下に今日の会場アリ。
なんだか入り組んだつくりのライブハウス。
もうすでに今日の主催であるオナリさんがVJのセッティングをしてある。
僕のネット動画をみたことのある人はご存知、
勝井さんとGYROの動画は彼の作である。


沼さんは渋滞に3時間巻き込まれヘロヘロで到着。
二人にしては十分なステージにセッティング。
僕は店のマーシャルのベーアンを借り、久々にエフェクト使用。
MO-FXの主にディレイ部分を活用する。
沼さんは今日もsabacoのときと同様にマイクからエフェクト使用。


客入りにあわせて時間を遅らせて開始。
ドローンをディレイで作れるのは
どうも微音なものが多くなってはしまう傾向にあり。
沼さんのエフェクト音が少し聞こえづらい。
2部ではあげてもらう。
はじめてみる人には息苦しいくらいのダンスミュージック。


2部で地元のパーカッション奏者クラッシーの飛び入り。
二人の間にジャンベ1台で入ってもらう。
ジャンベは音の印象が決まりやすいので音楽になりやすいが
なかなか未知の展開に持っていくのは共演するほうとしても
難しい印象の楽器だ。
ただ初めての場所で聞きやすくなったのではないかと思う。
勿論プレイは良い。


最初15分ばかし3人でやってその後にまた二人に戻る。
エフェクト音もずいぶんと聞こえが良くなった。
ばっちりしつこくねっちりと熱く回転。


終演後片付けはじめていたらナリさんが「アンコール」。
すこー、やりますよ、とクラッシー再登場。
沼さんも僕もエフェクトははずしてプレイ。
ん?やっぱこの方がいいんじゃないかな?
僕は確実にそうだ。
エフェクト使うと生でやっている凄さがわかりにくくなってるよ、
と言われることが多かったためにここ最近使っていなかったんだが
(実際あのピッチシフターとオクターバー凄かったです、とかいわれた
 それらはこの日まったく使っていないのに)
やっぱりなあ〜。また封印か。
比較的あっさりさっぱり切れ味欲終了。


終演後はナリさんやお店のかたがたお客さんと歓談。
クラッシーと軽く飲食。
これを機にまた柏に是非、とのこと。
そのつもり、なんだかよさげな飲み屋が一杯ある。
気になって仕方がないのでまた来ます。