照喜名俊典+高岡大祐+近藤久峰@藤が丘west darts club

daysuke2006-11-24

照喜名俊典euph 高岡大祐tuba 近藤久峰ds


久しぶりの中部地方
大阪から向かうのは近鉄特急アーヴァンライナーという
大阪からならまでノンストップで行ける特急電車でとても快適。
しかも安い。
学生時代は散々お世話になった近鉄である。
その頃をのんびり思い出しながら山間部を抜ける風景を眺めるのは最高。
鉄道マニアではないが、僕の最も好きな列車旅である。


名駅で照喜名君にピックアップしてもらう。
8月以来の彼はなんだか黒いスーツでドレストアップしていて
僕のもっさい格好とは大違いである。
やられた。


まずは彼の邸宅へ向かいリハーサル。
多忙というのはかように記憶力を低下させるのかという
リハーサル、前回やっていたことを綺麗に忘れている私。
なので新しいトライも多し。


終わったら車で移動、まずは照喜名君の母校である芸大へ向かい
彼の後輩たちにライブのアピール。
久しぶりの大学というものに緊張する私。
tubaの学生さんの音が綺麗で若干へこむ。
私の音はオーバードライブがかかったかのように歪んでいる。
やはり音色はロックなのだ、俺。


会場に向かう途中に生まれてはじめてみるリニアモーターカー
科学の子だったガキの頃に憧れだったコイツが昨年から実用化されたんだな。
すごいぞ、愛知博(例の名前は嫌い)
しかし・・・
かたち、もっさい。
もっとショックなのは、遅い・・・。


照喜名号より遅いではないか。
くたびれたリーマンの足と成り下がった我らの夢。


会場は初めてのWGC(略)。
藤が丘の駅前のビルの上、怪しいスナックが多い中。
ここは硬派なダーツクラブ、昨今流行のデジタルダーツなんかない、
ガキの頃馴染んだ針のダーツ台が3台。
いきなり好感度大。


気の良いマスターが迎えてくれる。
低音楽器好きなんだよねーとのこと。
tubaのライブは照喜名君が以前やっているということ。
なんでも若い人を応援する男気あふれるマスター。
あの・・・すみません、tubaっぽくないです、俺。


dsの近藤君は十年一日のように遅れてくるので軽く音出し。
天井が高い2階吹き抜けなので音が高く良く伸び響く。
なんだかんだ吹いているとマスターがやにわに携帯を取り出し
どこぞに電話。
「なんでもいいから、今日見に来い!絶対面白いから!」
ありがてえ話です。


近藤君はやはりしゃべりまくりながら入ってきて
しゃべりまくりながらセッティング、
こないあボリショイズでワタンベ氏が使っていたようなコンパクトドラムだ、
と思っていたらコンパクトではあるが個数が多くセッティングは難航。
会場時間になってやっとリハが出来る。
凄まじい駆け足でリハをやって一息。


1階のチェーン系カレー屋で駆け足食事。
初めての土地でうまいもの食いたい気持ちはあるが
観光に着たんじゃないんだから、俺たちは音楽しに来たのだ。
腹を満たすための食事。


なかなかおっとりいらっしゃるお客さんに合わせて開演押してスタート。
細かい内容はアレだが、ドラムが入ることで響きがフルに満たされてしまうので
フロント二人マイク使用。
マイクを使うと大きい音はマイクから外すという矛盾な私。
どうも近藤君のボリュームが気になってしまう。
照喜名君は音量が大きいところでの演奏にてこずる傾向にあり。
それもまたひとつのライブなんだが、音色の柔らかい楽器が
こういう状況で苦労するのはよくよく分かる。


僕を見るのは初めてと言う人ばかり、なんで自己紹介的な演奏多し。
クラシックでtuba専攻する学生さんもいるというのに、ひどいぞ俺。
(後で感想聞くと「癒された」そうでクラシックの病巣は深い)


近藤君の熱演で後半は彼のキックがどんどん前に出てくるのを
照喜名君と二人で押さえながらこちらも熱演。
汗かきかき。


終演後マスターがすぐに次のお仕事をくれた。
物凄く嬉しい。
2月にまた来れそうなのでそれを算段。
明日の共演者である石渡岬さんとごにょごにょ相談も。
片付け、お礼申し上げ退出。
照喜名邸で軽く乾杯。