赤い兎を追いかけてベルギーより再来日/神戸編@本町JAMJAM

daysuke2006-10-01

Mr.Diagonal and The Black Light Orchestra
http://blacklightorchestra.org

Les-septembrist
http://lesistes.collectifs.net/


とりあえずオーガナイズは終わったし少し余裕のある気持ち。
一度谷町方面に戻りモノをそろえていざ神戸へ。


阪神で社で雨模様の中移動。
少し手間取ったので遅くなったが到着。
元町のジャズ喫茶JAMJAMは初めてだ。
なかなかライブをするのが難しいといううわさのお店。
お店は地下で駅からすぐだというのに結構な広さ。
雰囲気良し。


どうやらまだセッティングの模様。
PAも並んでいないし、ゆっくり構える。
伽奈泥庵の看板娘さとちゃんの姿アリ。
そういえば彼女は神戸在住なのだ。


主催者に挨拶、そのまま楽器を取り出す。
どうも調子の悪くなっていく一方だった3番ピストンは
どうやらご臨終の様子。
この日は3番ピストンなしで必死でごまかすということになってしまった。


ここで問題発生。
お店の人と主催者にどうもおかしいと思って聞く、
「今日のPAの人は誰ですか?」
「いません」
・・・・・・・・・・
顔が引きつる。


この時間のない状態でPAオペもなしに
サウンドチェックをしなくてはいけない。
PA自体のセッティングも含めて。
マイクを立て、回線チェックをして、バランスを取り
試すを繰り返すこと。
機材とミュージシャンだけあればライブが出来ると思っているのか。
いつの時代の話だ。
コンサートの作り方を舐めている奴が居る。
しょうがない、雑用、PA、その他助手と
3番ピストンが動かないカタワの演奏家の四股だ。
覚悟していない分、昨日より疲れる。
怒りつき。


ずっとミキサーに張り付いていられるわけでもなく
ずっと走り回る羽目に。
誰のせいだ。


今日は紹介とかはしない、そんな気力はない。
確かセプテンバリスト改め今月からオクトバリスト
(毎月バンド名が変わるのです)から始まった、ような。
やはり音楽がなっている間は楽しいのだが
慣れぬPAやるとなると演奏中も気遣いが必要で
楽しみ度が減少。
俺から音楽を感じる楽しみを奪う馬鹿は誰だ。
数曲参加。
待ち時間はグレッグと二人で門番のよう。


たしか後半はBLO.
ピアノが生ピアノでバランスが特に難しい。
演奏中以外はほとんどミキサーの前にへばりつき。
こちとら素人みたいなもんなんで申し訳ないが
へまもうって迷惑もかけてしまう。
なぜいない、PA
ここで笑っている奴の中に責任者が居る。
こんな忙しい中でもにこにこと赤い兎に変身。
悪のミッキーやっつける僕。
最後に「全員突撃」で〆。
演奏自体はとてもいいのだ。
調子の悪い楽器で苦しいが楽しい。
ちょっとお客はなあ、なんなんだろうなあ。
物見で来てるっていうか、全員とは言わんが。


アンコールが来てやりつくしたというのに止まらない。
アンコールにも質がある。
いつまでもせがむのは分別のないクソガキのような
ダダコネでしかなく、腹いっぱい食ったのに
おかわりを延々とせがむようなせこさを感じる。
メンバー一同そうみたい。
おりて、後はマルタンdsに任せた。
そしたらピアノ弾き語りですよ。
しかも「I fo the tiger
うわーがくー。カラオケやんか。
それはおもろいからいいとして、
これを膝に手を置いて真剣に聞いているお客は
間違いなくただのアホだ。
ここはトマトを投げて怒るところだ!
思わずわめき散らす。
おい、客、これで喜んでんだったら、
肝心なことも聴いてなんじゃないか?
ひたすら猜疑心が生まれる。


そのまま数曲歌わせてエンド。
ここからがまた闘いで、神戸は終電早いんだよ。
今日のお世話人はそこらへんのケアまったくない、
ドラムから何から全部持って電車乗るんだぞ、
その位の計算しとけ、馬鹿。
結局嫌われ者の鬼軍曹と成り果てて尻を蹴飛ばし
終電に押し込む役は俺の仕事。
PAもやらされるし、まったくなんて日だ。
それに関しては誰も感謝の言葉なんてクソのカスほどにも
伝えるなんてことはない。
だいたいそこでハッピーハッピー言ってへらへらしてる奴ら。
絶対に、忘れないぞ。


帰りの電車、一人責任アリに短い呪いを。
誰であろうと俺に向かってfuckと罵るの許さん。
目を見て淡々と英語で怒るのは初めての体験だ。


そしてその後はメンバーとご機嫌さん。
歌手マルタンのおすそ分けのバーボンを回しのみ
車内ですみませんが歌いまくってアホな話に花が咲く。
なんとか終電乗り継ぎ成功。
この日覚えた台詞は「アレー」
英語でハリーって奴である。
疲れた。