赤兎革命2@谷町伽奈泥庵

Mr.Diagonal and The Black Light Orchestra
http://blacklightorchestra.org
Les-septembrist
http://lesistes.collectifs.net/
ボリショイズ
ゲスト:ハタノアツコvl


どえらい一日が始まった。


1時入りでリハ。
もはやこの時間が早いとは思わなくなった。
2分の曲に3時間リハしてみっちり曲を作り上げる彼らである。
今日も当然ゲスト入り。
他にご近所パンクバンド・ボリショイズでフロントアクトも。


店長山田君も気合入れてミキサー購入追加。
そのライン整えたりするのも手伝う。
ここはマイクケーブルが短いのが難点。
調整もいろいろ。


三々五々集まるベルギー勢とリハ。
あれ、思ったよりも短いリハ。
(とはいえ3時間くらいはやってる)
セプテンバリストのリハもそのまま。
思っていたよりも意外とあっさりしている。


我等ご近所軍団は一番遅い入り。
したがって特に準備も出来ず各人がセッティング。
デグ氏はキーボードなど使用。


休憩時間に急遽決まった伽奈泥庵での4,5日のセッションの
フライヤー作成など。

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開演時間になってもまだなだれ込んでくる観衆。
結構押してスタート。
我等ボリショイズに同じくご近所ハタノさんゲスト。
なにやら投げやりな流れになってきて、キーボードが全てを埋め尽くして
少々げんなり。自分が音を出す必要性がない。
「はい、終わり」で終了。
気分は優れない。


続いてセプテンバリスト。
絶対みんな一音でびっくりする。
マチューのアコーディオン/ボーカルはそれくらいすごい。
日本で無駄先生という渾名のついた必殺失踪男マルタンのドラムは
柔らかくこのバンドの音を支えていてちょうど良い。
知性的なエリックはピシッと曲の骨子を伝えるシュアーな仕事。
マチュー、まるでどこまでも飛んでいくようだ。
渾身の力を振り絞ってどんなときにも魂を混めて汗を浮かべ
時に苦悶の表情で全身と顔中を使って音を生み出す彼には
みんな見とれっぱなしだ。
音楽の喜びを感じる。
観客の熱狂。


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あったまりまくった伽奈泥庵、
続いてブラックライトオーケストラ。
もはや彼らのホームグラウンドであるここ伽奈泥庵。
シアトリカルな彼らのステージがスムースに展開される。
し・か・し
ここは谷町伽奈泥庵。
こんなに客のノリのよい場所を僕は知らない。
うぎゃあーと叫ぶものアリ、追いも若きも一緒にダンスダンス!
静かなところでは食い入るように聞き惚れ
激しいところでは負けずと激して
参加するまではたから見ていても、なんという面白い人たちかと思う。
そして呼ばれて登場。
このあたりだけなんだが地元の掛け声「ダイスケダイスキ」が飛び交う。
もう恥ずかしくないぞ(少し恥ずかしい)


身長2m7cmのグレッグがポコペンの布団カバーをすっぽりかぶって歌う
新曲「巨大白色昆虫」。
これが変拍子まくりのどえらい難曲で、それをがりがりがりっと
やっつける。
名曲を揃ってどんどん。


BLO最後にはスペースバニー!
僕は悪の化身グレッグをやっつけて高らかにメロディーを奏でる役目。
大馬鹿芝居。
可愛くて勇壮で、ちからみなぎる名曲。


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これで終わらせてくれるわけもない。
そのままアンコールは全員で。
マチューの曲「全員突撃」
くねくねグルーブする変拍子の、哀愁と勇気溢れるこの曲。
願って参加したのだ。
そしてダブルアンコール、ああ、名前忘れた!
前にBLO3月来日時にやってた曲だ。
やはりセプテンバリストの曲だったんだ!
ファンキーに〆。


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ほかほかの場内。
ぐっとくるこの感じ。
最高である。
このまま生きていきたい。


明日は京都でとても早い。
すでに引率の人になって旅のしおりを配り周知。
そこそこに飲みを引き上げる。


明日は京都、我が仕切りなり。