照喜名俊典x高岡大祐ガチンコ勝負@春日井CAWA

daysuke2006-08-22

照喜名俊典euph 高岡大祐tuba

前日からお世話になっている臼井邸で昼間でごろごろ。
この先のブッキングの話などをする。


得三の社員旅行に向かう臼井さんと家を出て
僕は一路名古屋駅へ。
臼井さんへ厚くお礼申しあげる。


照喜名君に名古屋駅で拾ってもらう。
駅周辺をうろつくと名古屋人というものが
たくさん見れる。
特に女性は髪の毛クルンクルンでキャバクラ嬢
みたいなのが多い。
(行ったことないけど)
照喜名君に聞くと「名古屋嬢」というらしい。
お土産に持って帰りたくなる。


照喜名君ちは愛知でも西のほうだ。
前に低音環境で名古屋から神戸に行くときに
高速道路が封鎖されていて
途中まで来たあたりが近い。


古くておっきな民家に到着。
車から降りると足元からちっこい蛙たちが歓迎のダンス。
嬉しく踏み潰してしまう。


とにかくなんだかでたらめな広い家。
鬼頭ブラス全員泊まれるのは嘘じゃない。
しばししてこの日のリハ。


照喜名君はユーフォニウムという
チューバに近い種族の楽器奏者、
音程はトロンボーンと近く名前の由来のとおり
優しい音がする。
彼の人柄にふさわしい楽器である。
しかも彼はジャズコンとかで優勝しているらしい。
エリート。
それに比べてこちらはストリート上がりの
れっきとした野良育ち。
今回はじめて知ったがユーフォニウム
pcで一発変換してくれない。
僕のサブ楽器口琴も最近登録されたのに、
あんまりである。


で、リハ。
彼のオリジナル曲や鬼頭さんの曲。
今回僕が自分のかばんに持参していた楽譜から漁る。
思い出してメモを書き出した曲も。
彩ちゃんのレパートリーもね。
歌ものはこの編成に良く合うようだ。
ちゃんと歌詞も伝えておく。
これによってフレーズの流れや情感も伝わる。
出来れば実際歌ってみる、へたくそなりに。


いい時間になったので車に積み込んで出発。
春日井は少し外れている場所。
高速道路で。
どうも雲行きが怪しく夕立のひとつも来そうな気配。


高速降りたあたりでもうありえない状況になっていた。
大雨、嵐。
あっという間に車道は冠水して車の無事が心配なほど。
タイヤが水に使っている。
どういうことだ?
バイクなんかまったく走れない。
前が見えない。
気がついたら大災害の中みたいになってしまった。


店にどうにか着いたものの車から一歩も降りられない。
照喜名君に挨拶に行ってもらってそのまま車で食事へ。
車からダイレクトに入れるという理由だけで
選んだ中華屋が当たり。
名古屋は台湾料理が名物で本場ものとはぜんぜん違うけどなかなかいける。


戻るころにはほんの少しだけ雨もましになっていた。
お店は広くて無駄なもののないシンプルで綺麗なカフェ。
すでにお客さん数人。


とりあえずスペースをもらいセッティング。
子ラッパ大ラッパが並ぶ。
曲順打ち合わせなどして人待ちをし開始。
どうも場の空気が読めないので
のっけから全力で。


つまり僕はド変態演奏ということになる。
この日の曲目は歌もの的なものとファンク、特に
南部っぽいものに分かれる。
ファンクに変態度が高い。


照喜名君はさすがの演奏力、音域の広さも
フレーズの歌いっぷりももちろん良い。
「こんなに大きい音、たくさんの呼吸は他ではない」
というが
デュオなんですよなあ。
合間の部分はその場で作っていくというやり方。
僕は慣れているが彼は少し緊張気味か。
成功とか失敗とか、どうでもいいじゃないか。
そのときにやりたいことを見つけれるか、やれるか。
瞬間瞬間楽しもう。


休憩時に話しかけられる。
一瞬信じられない、だって北海道の友人が目の前に。
しかもインド20日間経由で関空から直接来たと。
感激である。嬉しい。



2部は最初はソロを短くやらせてもらう。
初挑戦のあの曲、やはりムズイ。
そんな勢いもあってその後も二人でがんがんと。
思い切った演奏は良い。


終演後CDを並べたらあっという間に売り切れた。
お店の人もお客さんも反応が読めなかったけど、
たいそう喜んでくれていたようだ。
大変嬉しい。
こんな人に媚びる事の出来ないド変態チューバ吹きでも
好きなことやって生きていける。
「いつ渋さに参加するんですか?」と言われるが
ごめん、もうないんですよ、それは。


気がつけば雨もほとんど上がっている。
雨上がりの夜空にビールが染みる。
ピンク色したジンジャーエールがあまりにうまそうなので
それでモスコウミュールを作ってもらう。
これが絶品。
自家製のしっかり生姜の味のするバラのハーブ色の酒。
最高。
酔い心地も良い。


お礼を述べて退場。
帰りにスーパーに立ち寄り買い物。
なんだか可哀想な地区の24時間営業。
信じられないほど店内が寒い。冬のようだ。
レジのおばちゃんと話すると、冬はもっとひどいとか。
ご苦労様です。


照喜名邸で奥様交えて飲み会。
アテは不肖ワタクシめが担当。
とにかく野菜を牛馬のように食う俺。
豆苗とねぎをたっぷりかけたかつおのたたきと
ゴーヤ奴、そしてキャベツの水分で煮込む鶏の蒸し煮。
それを囲んで深夜まで音楽の話をずっぽし