時間のねじを〜@御代田あむねじ

daysuke2006-07-25

音遊びの会(地元)
ノブ(sax 富山)
高岡大祐(tuba)
信州火縁(fire dance)


待ちに待ったこの日。
幸いに天気は快方へ向かっている。


遅くにごそごそ動き出しノブ君と風呂でも行こうと。
近所の旅館の温泉に向かうも準備中とのこと。
そして風呂へそば粉を運ぶ業者。怪しい。
とりあえず時間つぶしに「車で5分」という案内のある
龍神が祭られているという新楽寺へ向かう。


この地図が大嘘で車で5分どころの騒ぎはない。
信じて歩いていったらどえらいことになってた。
さすが御代田。


標識も嘘くさい距離の寺につき散策。
非常に緑が綺麗で落ち着く。
龍神のいる池は信じられないほどの透明度で
底の水草が丸ごと透けてみる。
子育て地蔵尊の背丈はノブ君より大きい。


いい時間で天狗の湯に戻る。
なんてことない露天もない温泉だが貸しきり状態で落ち着く。


風呂上りに蕎麦屋探す。
なかなか見つからずスーパーのレジで聞くと
「二つ先の信号突っ切って(またかよ・・・)突き当たった国道を・・・」
ここで驚愕の答え。
「右に行っても左に行っても蕎麦屋あるんじゃないの」

この言葉通りに行ったがなかなかなく隣町まで入ってやっと発見。
レジのおばはん、そりゃ日本だからどの道行ってもいつか蕎麦屋はあるわな。


入った民芸風の大きなお店でそば定食。
待つ間にはビール。
なかなか出てこないのだがこれが驚きのボリューム。
大盛りの手打ちそば、天然鮎(子持ちだから鉄板嘘)蓼酢、
てんぷら盛り合わせ、温泉卵、香の物2種と混ぜご飯、
さらに巨大な米ナスの田楽、そば団子蜜添えとかついて
1,700円はお得。
しかし大喰らいで有名なこの二人がてこずる量に感動。
腹いっぱい。
閉めて1時間以上かかった昼飯タイム。


ゆっくりあむねじに戻る。
もう数人の人の姿。
無性に眠たいので少し横になるが寝れず。
本を読んですごす。
ノブ君は練習、人はぽちぽち増え続ける。


暗くなるころには結構な人数。
会場は野外、それも建造途中で放置された立てかけの家。
まるでやぐらのよう。
だいぶ押してスタート、最初は地元のバンド。
ジャンベ、キーボード、バラフォン、ハーモニカ、歌など。


2番手はノブ君。
とにかく紹介せねば。
やぐらの下の照明にあたる部分に引っ張り出して紹介。
足に巻きつけた鳴り物を振り回し足場も悪いのもなんのその熱演。
その姿に歓声飛ぶ。
3曲ほど、良いが短いぞ。


3番手は僕なんだが、当初は室内でやろうと思っていたのだが
どうも外の雰囲気がよく、響きも悪くない。
ソロは空間を把握していたほうが良いので室内のほうが集中できるのだが
ここはあえて外でやることに変更。


1番手のバンドが使っていたマイクがそのままでうっすらリバーブ程度に
拾うようにして生音で。
野外だと自分の出した音だとか気が反射するよりは行きっぱなしになるので
全体の音をライブのひとつに変えてしまう僕のやり方だと不安あり。
しかしそれは杞憂で、返ってくる率が低ければそれ以上に出せばいいのだ、
と振り絞る。
お客さんの反応も意外と掴みやすかった。
1時間ほどやって少し休憩してまた2部。
これもいろいろな手管を使ってやっつける。
1曲目は急遽ノブ君とのデュオに変更。
ここからまた45分ほど。


終了。
思えば初の野外ソロ。
ありがたい経験。


次は待望のファイアーダンス。
リハを見てあれだけのものだったからどうなるか。


リハと違いまずメンバーが火を手に円を作り場を作るところから始まる。
一人ずつポイや棍棒のようなものを使い火を自由に操る。
音を出すチームが打楽器中心に作る情景のもと。
皆で火に魅了される。
  
どんどん同時に出る人数が増えて最後の大団円で共演。
ノブと一緒に吹き散らかす。
簡単なリフを即興で作り繰り返す。
炎舞で円舞をするメンバー、たまにこちらと目が合う。
音楽の共演のように相手を見やる。
すばらしい。


これにて本編終了。
かなりいい時間。
やっと僕は飲酒と飲食。
ブッチさん自慢のDJセットが始まりトランスが森にこだまする。
そうするとファイアーダンスチーム、ここで驚いたのだが
彼らにとっては打ち上げもファイアーダンス。
先を争って自由演技、さっきあれだけ踊り倒したのに今度は自由にやると
先ほどよりずっと高いエネルギー。
順番待ちまでして延々深夜遅くまでダンスは続く。
 
僕も少しやらせてもらう。
体中に火をぶつけてしまったが熱いとかはなくて興奮する。
すごい。
楽器担当していたなおさんのダンスが圧巻。


なかなか去りがたい彼らの帰り際に皆と握手。
手のひらがまるで焼肉のようだ。
「僕たちは火になりたい!」ときらきらした目で言う彼らと
いつかちゃんとした競演をしたいと約束。
いつかファイアーオーケストラ。

しかし疲れた。
いろいろなものを出し尽くしたので早めにマットレス用意して就寝。
燃え尽きる。