ミッシェル・ドネダ(ソプラノサックス)ル・カン・ニン(パーカッション)齋藤徹(コントラバス)高岡大祐(チューバ)

名古屋を早い時間に出発してバスで東京経由で千葉へ。あいにくの雨模様だ。
バスは定刻通り、千葉には少し遅れて入る。
今日のライブは特別だ、あのミシェルドネダとルカンニンの来日に齋藤徹さんが誘ってくれたのだ。
すでに彼らは準備している。ミシェルはソプラノ2本(うちひとつはC管)、ニン(これがファースつネームだそう)はベースドラムと様々なオブジェクト、徹さんは生コントラバスなので僕も生だ。
1部は鑑賞。もうなんというか…言葉を絶する凄まじい音のコミュニケーション。
ニンはやはり眼につく、ベースドラムの共鳴で他のものを鳴らすことが多いのだが、まるで手も触れていないのに音が鳴っているように感じる時がある。
ミシェルは息遣いの達人、という感じ。楽器が違ってもその凄さは体感してわかる。
徹さんのおおらかでしかもなのいっても「速い」コントラバス
この速さは演奏の速さではなくて「音の速度」だ。
うーん、ここに入るのか俺、という感じ。
入ります。2部。
うーん、優しそうなミシェル(実際はなすとひょうきんでとても気さく)が結構仕掛けてくる、ように感じる。
うかつにニンを見すぎているとダメだろうと思い資格よりも音に集中。
徹さんの音を聞き取るのも集中しすぎるとヤバイ。
音数の問題ではなくて、音自体の物凄い情報量の多さ。
(ある種それは欧州の即興、というものを強く感じさせるものだったけど)
こんな強烈な共演はなかなかない。
頭を使ったのか身体を使ったのか、終わった後文字通りふらふら。
名古屋から直行というのもあって披露はあっただろうけどそれ以上の刺激。
頭空っぽで打ち上げ。
これは見逃してはいけない。
http://travessia.petit.cc/lime/
18日の京都なんてすごいぞ。