高岡大祐tuba 坂田学ds 山本達久ds,per

よく考えたらtubaとツインドラムって相当変な編成だ、ということにはその日になるまで気がつかなかった。
変、というか音量のバランスが…。昨日に引き続いての茶箱なので楽器も装備もそのままにして来て良かった。
マイク、使わせて頂きます。
学さんは自分のセット、これがまたすごいこと良くなる。達久くんはお店にあるセットを、更に自分のメタル系打楽器をたくさん並べて。

上の写真は実はそれぞれの楽器を交代して叩いているところ。ドラマーが二人いるとやはりこういうことがしたくなるだろうし、出来る。
そういえば僕は関島さんと楽器の交換とかしたことないなあ。
1部はデュオのセットを3つ。僕と学さん、僕と達久くん、達久くんと学さん。
学さんとやると、一音一音が「これぞドラムの音」という感じでグイグイ鳴ってくるのでそれに対してしっかり吹くことに意識がいった。
キックの響きやシンバルの鳴りが大きいけど美しい。
達久くんとやる時はまずはマイクを外してみた。ふたりとも微細な音からはじめることになり、途中でマイクも使用。
ツインドラムデュオはそれは圧巻。
2部はトリオで。ドラム二人に挟まれて嬲られる私。
ちょっと眼を閉じて吹いていた隙に、二人は叩きながらお互いのドラムを交換、歩いて移動するのが面白い。
学さんの楽器はかなりオーソドックスなセットだし達久くんのは金属打楽器等色々あってかなり違うのだが、
それだからこそか、違う人が叩いていることがはっきり分かる。
何度か僕はマイクを外して生音で吹いた。音量的にはかなり分が悪い(といっても勝ち負けではないが、やはり聞こえないもの)。
大きな音で演奏すると小回りは効かなくなるし細かいニュアンスなども出せないが、それでも生音のほうが出る何かがある、と思う。
出来ることはかなり少なくなるんだけど、それだけに、と思うけど聞いているとどうかなあ。
勿論茶箱の音響システムは最高でtubaの低音をここまで出せるスピーカーを僕は他には知らない。
また何かを学んだ気がする。
それにしても学さんの強度の強い演奏、2部のラストでキックのビーターが落ちていなかったらまだまだ続いただろうということ。感服。