「ふらっと」高岡大祐tuba ふらっと飛び入り: 七感弥広彰(舞踏)


この日のムリウイの夕空。
さて、ふらっと、変なタイトルでライブをしてみたのは、
まあ即興ライブをするに当たって「即興をします」と決めつけてその日に臨む即興って何だかなあ、と思っていたりして、
これは前々から思っていることだが、ミュージシャンに限らず人は絶えず変化していて(少なくとも自分はそうだ)
3ヶ月前の自分の人格やアイデアなんて別人になっている可能性があり、その時やりたいことを気持ちを保存するかのようにしてその場に臨む、ということに違和感があった。
この「ふらっと」は本当に何も決めてなかった。誰か空いてたらふらっと来てくれたらいいじゃないか、
お客さんも自分自身も、と思っていたらちょうどパリ在住で現在帰国中のナナミさんと連絡を取ることがあってお誘いした。
まさしく、ふらっと、踊りに来てもらった。
これがまたナナミさんの格好というか服装が物凄く普通で、舞踏というと白塗りや化粧、物々しい衣装が想像されるが、塗らず普通にジーパンである。
足元だけはダンス用シューズに履き替えられている。
1部は僕のソロ、これくらいはまずやろうかな、と思っていた。
ごく最近執心中のビニール袋、といってもただのコンビニの袋なのだが、最近これが気になる。
というと、また変なこと思いついたな、と思われるだろうが、真剣である。
それだけでも結構音が出るしtubaを演奏しながら音が出せるし吹いたり吸ったり、ああ、観てない人には説明ができない、ともかく面白い(と今は思っている)
2部はナナミさんとデュオ、ここでも僕はビニールとtuba。
ナナミさん、何だか楽しそうだなあ。ビニールも宙を舞い踊る。
もんのすごい汗をかいてくれた、多謝。
最近調子よいです、さらに吹いているのが楽しくなってきた日々。
あ、そうだ、この日は来れなかったけどご近所の伊達さんからいただき物、5,6年前にスイスで出演した個人的にも非常に思い出深いポスキャーヴォのアンクールフェス、
今年のフェスカードになんと僕が。現場にはいなかったけど嬉しい。伊達さんありがとう。