BOILERZ:高岡大祐tuba ワタンベds ゲスト:都築バクg

ボイラーズにバク君いれて。
最初はアブストラクトに探るような感じ、2部はワイゼンボーンらしくフリーなブルース感。
楽器の持ち味を活かしながら楽器に拘束されないで演奏するには腕もセンスも必要だ。
どう考えても楽器の属する音楽的な歴史に流されて(身を委ねるという言い方もあるが)演奏したほうが楽だ、
しかしこの場合の「楽」は、いいだけの意味ではない。
流れの中に逆らうことは不自然なときもあるが、杭のように自分を立てて自分は何かということがはっきりすることでもある、
ただいきなり杭打って動かないで周りに何とかしてもらうのも、流れに身を任せるだけで演奏するのも、どちらも同様に面白くない。
いろんな可能性に向けて、自分を開き、時に閉じ、そのダイナミクスこそが即興演奏に限らず音楽の醍醐味だと思う。
楽しい、だけではダメだし、修行、だけでは苦しい。
今までと今とこれからの生きていることの反映でなければ、とは思っている。
楽しい時間だった。
そしてこの日のバクくんの王将トークには腹がよじれた。
世界一餃子の王将を愛する男。「餃子の王将の俺が」という一人称には悶絶。
今度はぜひ一緒に餃子くいにいきたい。