エリックと休日

夕方早めにエリックと待ち合わせる。彼は時間に正確な男で助かる。
遠目になんだか雰囲気が違うなあ、と思ったら散髪済みだった。
どうしたの、と聞くと「そこら辺の床屋に入って、全く言葉が通じないから身振り手振りで散髪してもらった」とのこと。
貴重な休日に東京で、観光もせず買い物もせず、地元の床屋に入る。彼らしい。
僕は10数年前にアメリカ・ニューオリンズで床屋に入ったら「ここは黒人専用で東洋人の髪は切れない」と言われたことがある。
ベルギーでは「こんな硬い髪はハサミが痛むから嫌がられるよ」と言われたこともある。
最近はもっぱら自分カットだ。結んで余ったところをハサミで一発で切るだけ。いつも女の子みたいな髪型になるのが残念。
彼お気に入りの中華屋にいって夕食。会話も弾む。
その後ライブハウスに行きライブ鑑賞。ちょっと微妙だったが友人に紹介できたのだけが不幸中の幸い。
おだやかなオフだった。