林栄一/高岡大祐@池袋バレルハウス15周年記念

林栄一ss,as 高岡大祐tuba
前日に引き続きバレルハウス15周年ライブ。
お店のブッキング引き合わせによりサックスの林栄一さんと。
林さんとは今までに一緒に演奏した機会は幾度かあったがデュオは初めて。
チャンスを作ってくれたバレルのマスターそんちゃんに感謝。
何も決め事のない状態での即興演奏。
林さんのソプラノ自体を久々に聴く、今晩はアルト一本だと勝手に思い込んでいた。
あの音の速度密度、音楽の凝縮感が隣から鳴っている。
僕はと言えば管楽器の中でも鈍重の代表tuba。
光速を追いかける牛。しかし牛の中では速い方。
一部は初めての手合わせ、という感じで探り合っているような感じに聞こえていたようで、
二部はがっちりと演奏がかみ合っていたように聞こえていたと思うけど、
何も決め事も約束もしなかった演奏なら当然の、少しあるぎこちなさがあった1部が
当然のようなものに感じられた。
二部では上下構造がはっきりする形に近い音楽っぽくなったが、その力強さも又楽しい。
非常に充実した時間を過ごさせていただいた。
終わった直後に「伴奏させちゃってごめんね」なんて言われたけどこちらはそんな気はなくて、その時に必要だと思った音を偽りなく。
何か又できそうな感じで、とても嬉しい夜だった。