大島祐子x高岡大祐xタカダアキコ@早稲田茶箱

久々の茶箱で昨日に引き続き祐子さん、そして盟友タカダアキコと。
二人は初対面の初共演だ。
いつもながらアキコは直前まであまり準備らしいものをしない。
ベリーダンサーとして知られている彼女だが、僕はほとんどそれを意識していない。
僕に取って彼女は踊り手で、タカダアキコだ。
もう見ている人以外に説明不明な(いや、見ていた人にも説明不明だろう)ライブ。
彼女とやるときには自分はやらなくてはいけない、という義務感が全くない。
やりたいこともやっていない、必要なことだけをやっていくので、変な言い方だがとても楽だ。
踊りとか音楽、などにも拘る必要もない、tubaを吹かないといけないというのもなくなるので、最近はtuba吹く時間も減る。
祐子さんはそんなぐにゃぐにゃな私達の底にどっしりと演奏してくれた。いいなあ。


この日からちょっとした遊びをしようと思った。
ひょんなことからポータブルテープレコーダーが手に入った。
これで当分ライブを録音して、そのたった一品だけの記録を、次のお客さんの誰かに譲ろうかと思う。
お酒一杯ご馳走してもらうくらいで。
引き取り手がなかったら、その後に500円位で売り物にしてもよいかな。
10数年前にカンテファンのソロコンサートで、前日の録音カセットをお客さん一名にプレゼントしていた。いい感じだなあ、と強く印象に残っている。
そんな感じで、mp3全盛の今に、テープでいきたい。


mp3などの圧縮音源がこれだけ普及したのは、その手軽さとローコストだと思う。
しかしテレコは今だって、とても安い値段で手に入るのだ。mp3プレイヤーより安い。
でも今は手間かからず手軽さが好かれる。
しかし好きならば、ちょっとした手間なんて、ナンボのもんじゃい。
アナログレコードが高価だった頃、カセットテープはお金をかけずに音楽を楽しむ人に広く愛されていた。
あのかんじ。それでやってみたい。
好きなことを、趣味、と言いたくない。
日本だと、金銭につながらないで好きなことをすると、全部が趣味、で片付けられるのが、苦手だ。
好きだから、こういう生き方でいきたいから、でええやん、と思う。
閑話休題
このテープシリーズ only one tape としてやっていきます。
今回のvol,1はすでに予約が入りました。
録音物を自分の手元に残さず誰かのところへ、というのが、自分でも楽しいです。


この夜は終わったあと、会場女子率高めで華やか。

持ち込んだCDをいっぱいかけて、最高の音響を誇る茶箱で聞けてご機嫌。