昼:泉邦宏デュオ/夜:つのだ健デュオ

この日は忙しいダブルヘッダー
昼はまた遅刻。どうなっているんだもう。
でも大丈夫。
久々の泉さんとデュオ@二子玉川バーライラ。
即興演奏で流れの中で選ぶ音が沢山いっしょだったりしてふたりとも何度ものけぞる。
あえて演奏できてほんとうに嬉しい人のひとり。
お客さんに心痛に苦しむ人がいて、その人が楽しんでくれたのが印象に残った。


終演後は急いで次の会場、またしてもバレルハウスへ。
つのけんさんはすでに着いていてセッティング。こちらも慌てて。
果たして凄腕のドラマーに対してやっていいのかわからないが大太鼓のセッティングも。
一部はなんだか探っているような、自分自身に関しては抜け出せない範囲の中で演奏しているかのようで、開放感を見いだせなかった。
つのけんさんの音はピカイチ。自分の問題。

2部の最初はつのけんさんの提案で飛び入り、があったのだが、
今の僕は知らない人と演奏できる状態ではない。
これはこの時に限った話ではなく、そういうセッションに何の期待もしていない。
やりたくないことはできないし、やらない。それは見ている人に対しても失礼だ。
好きな人とだけ演奏したいなんていうと、凄いエゴイスティックかもしれないが、
嘘はつけないのだ。
しかもこのライブは自分仕切りのライブだ、特に出来ない。
というわけで、2部はディジュリドゥとつのけんさんのデュオ。
比較的おとなしい印象。入らなくてよかったと思う。
演奏が良くなかったとかじゃなくて、そして演奏だってできるけど、やりたくない。
楽しむことだってできるけど、それもしたくない。
激しい拒否の感情じゃなくて、しっかりちゃんとやっていきたいだけ。
この後直ぐにまた二人に戻って、何かが切れた。
自分の本来の感情とかを激情でぶっ飛ばして開放する、とかではなくて、
懊悩なんてなんの役にも立たない、火事場の演奏力。
なんでもかんでも演奏した。大きな音を出して、これかと思った。
いったい自分は何年音楽をやってきたんだろう、それでいまさらなるのがこれ、
っていうくらいシンプルに、音楽をしたと思う。
ちょっとタカダアキコのことを思い出したな。
終わったあとはまたしても美味しい賄いをいただいて。
これにて長かった一日の終わり。