ダニエレ邸でホームセッション、omar souleymans鑑賞

昨日買い物してたものでカレー。牛挽肉セロリ茸ニンニク、タイカレーペースト。
凝ったことしなかったらシンプルにうまくなった。
こないだ子供からゲットした謎おもちゃキーボードをやっと試す。
想像通りのチープな音。インプットが多数で面白いこともできそう。

夕方に出発してダニエレの家へ。今晩はホームセッション。
まずは近所のスーパーで買出し。この辺のスーパーは個人経営でいい感じ。
ダニエレの去年買った家はリッチは最高だがエレベーターなしの7階で昇降が大変。
上がったらもう人仕事でみんなでお茶のんでお菓子食べてビール飲んでなかなか始まらず。
集まったのはジョヴァンニ、パクヤン、オードレー、カルロス(だっけな)それに僕とダニエレ、遊びに来た友人たち数人。
ここもかなり暑いのだが糞暑い中で微弱音インプロとかってあわないね。
ピアノがパクヤンに変わったあたりからシンプルにリズムとか出してみる。
オードレーの娘っ子がピアノで自然に参加。一同驚いたのだがだいたいB♭あたりでやっていた即興演奏に
彼女はいきなりばっちりその音から入ってきた。
さらにたまに弾くのだがそれが全部音楽的に有りに聞こえる。
周りの人間の反応を見ても同様。かなり驚く。こんなこともあるものだ。



これを機に楽器触りまくり。


お父さんはベーシストだしね、将来楽しみ。
この後は仕込んでいたパスタで軽夕食。
またしても気がつけばイタリア人ばっかりだ。

そろそろ暗くなってきて(11時前くらい)すぐそこのrecycleartに向かう。
またしても表には物凄い人だかり。とにかく夜外に出て遊ぶのが好きなんだよなあここの人は。
外に出て何をするかというと、人に会いおもいっきり話をする。
そういう習慣は日本にはないから、自分にはこの風景もまた懐かしく映るだろうな。
とにかくたくさんの友人知人がやってきている。
オマールスレイマンを教えてくれたウィンボももちろんいる。
5ユーロ払って(そう、珍しく優良なのだ)中に入ると物凄い何とも言えないバンドがやっている。
カラオケ打ち込みとやっすい音のシンセとダラブッカでラテン人に演歌歌手やらせたみたいなアラブ人がスモーク焚きすぎ照明当てすぎエコーかかりすぎでレゲエとアラブ混ぜてスティングみたいになってもた変な歌歌ってる これは幻覚だろうか?
というような光景。それで盛り上がりまくって踊り倒す人々。

うーんシャアビな世界だ。アラブ系の多いここならではな気がする。
中は暑いので外に出て涼んでいる人のほうが多い。
皆の目当てはオマールスレイマンだ、彼らの開演は1時過ぎ。
表に居ると友人たちからビール飲め飲め攻撃、中では酷暑。ううむ。
だいぶたって1時前に中に戻ったらまだあのバンドやってた。
面白いんだけどずっとこれだけで楽しむのは難しい、すごいぞ皆。
この脂っこいステージを見続けて入れるとは。
カラオケバンド終わったら忙しくセッティングをして(店のマネージャー自らおおわらわで働いている)
すぐに開始。サズとキーボードと何か(見えず)、そしてアラブの政治家の正装のような格好をしたオマール。
キーボードの音色がいちいち変わってる。噂のアラビックキーボード、オリエンタルだろうか。
それにサズが入り、レコード同様なんとも言えない音程感でメロメロ、ダンスのビートはシャアビダンス風。
演歌か民謡か説教か、という力強いオマールの歌。濃い、濃いわ。

しかし暑い、猛烈に暑い。客はパンパンに入ってきて訳がわからない状態。
盛り上がり方もやばくて半ばトランス。
かなり頑張っていたのだがクアトロが満員で4時間真夏に冷房なしで閉めっぱなしだったと思って欲しい。
限界。とりあえず外に涼みに行く。異様に快適だ。
歌の力であそこまで人を狂喜させて踊らせるのは凄い。しかし濃い。濃すぎる。
毎日脂と肉だけで生きていけそうな人限定のような音楽。でもないか。
しかしもう十分堪能したのでここで帰ることに。2時くらいだった。
あの暑さについていけないのと、長時間歩いてけることを考慮して退散。
道が分かっていると長い時間も気軽だ。短縮できて45分くらいで到着。
涼しさに感謝してバタンキュー(夜中に暑苦しさで目が覚めた)