大島輝之x山本達久x高岡大祐@二子玉川ライラ

大島輝之g山本達久ds高岡大祐tuba



朝起きたらまあまあ二日酔い。昨日のワタンベたちとの飲み会だ。
ふらふらで朝6時から準備、今回は機材がたくさんある。
一番大きい旅かばんで出発。
何とかバスに間に合い中央線経由で新宿へ。
そして渋谷経由で二子玉川へ。


二人はすでにセッティング済み。
達久君は自前のドラム持込、大島さんはギターだけでエフェクトなし店のオレンジアンプ10w。
僕は生音tuba。
あっという間にチェック完了。
二人はすでに食事も済ませていたそうだがまだ食いたいということで一緒に飯屋へ。
エスニック料理屋で軽く済ます。
この頃から大島さんの言動のおかしさにやられる。


戻って開始。まずは三人。
僕は達久君のどまん前で演奏していて彼の顔は一切見えない。
ドアを挟んで大島さんとの距離感もある。
しかしそんなの全然関係ない感じで音楽は進む。
大音量のドラムとアンプリファイされたギターのなかで生音。
ベルギーでもよくあった状況だ。
楽器にはそれぞれ音量のレベルがあり、場合にもよるがそれをわざわざマイクなどで均質にする
必要はないと思っている。
ドラムやギターに隠される生音の中に、僕の音がある、それでいい。
声高だからいいわけではないのは、音楽以外とも似ている。
しかしなんで達久君と僕は何かとタイミングが同じなのだろうか?


2部はソロからじゃんけんで負けた僕は一番最後。
達久君のソロは警報ブザーを鳴らして鳴りっぱなしのそれとドラム。

特にシンバルのプレイにかなりやられる。
高音のパルスが電子音のようだ。大きな二つのシンバルの連打は本当に意味でノイズで
音の雲の中、耳を澄ますとさまざまな音がする。
大島さんはノーエフェクトギター陵辱プレイ。フィードバックのゆらぎ、最後はギター床の上で
アンプが上に乗っかってた。

うーんアイデア的にやりにくいなあ、と思いながら吹き始める。
久々の即興ソロだ。やりたいことをやるしかない。不明瞭の発音が自発的にアイデアに繋がる。
僕は楽しんだ。


最後に三人で。非常に弱音の演奏。音が良く聞こえる。
帰国してからこれが最初の即興演奏ライブ。
そう、これこれ、俺こっち、自分の音楽。
楽しんだ。


少なくともお客さんにもお楽しみいただけたようで何より。
いいかわぎりだ。