ソロ晩シアター@中崎町アマント天然芸術研究所
瀬尾高志君とソロソロデュオ。
中崎町で有名なカフェアマントの系列劇場で、そこの企画。
スタッフのヤス竹本君のお誘いで。
最初は僕のソロだけという話だったが、この時期瀬尾君がきているのでせっかくということで。
建物が凄い、ツタの絡まった古めかしい建物。
同じ階にシアターとカフェバーもあり、2階はアパート。
特別に針金が張り巡らされた会場、瀬尾君といろいろ企む。
近くを散歩する、このあたりは小学生の頃から縁があって馴染みだ。
最近はお洒落なお店も増えたが路地の多い古い町並みの下町。
もってけ市、とある特設フリマのようなものを冷やかす。
瀬尾君は危うく炊飯器をもっていかされるところだった。
僕は白いサラダ皿をもらう。
そこらへんにいる人たちと会話で遊び十分楽しめた。
軽い夕食に商店街の老舗スパゲティ屋へ。
字が思い出せないのだが「クソッタレ」という本当は暴走族風漢字4文字。
子供の頃からここも変わらない。きっと洋食がまだハイカラだったころからあるのだろう。
戻って少ししたら開始、まずは瀬尾生音ソロから。
会場の響きは彼の生音で十分。
今回何度も演奏をしているが彼はジャズだろうがインプロだろうが、
そして客層がどうであろうがきっちり自分の演奏を通す。
コントラバスという単純に大きなボディを持つ物体の音響特性をフルに活かし
低音と倍音への愛情を込めた素晴らしいソロ。
続いて僕のソロ。
tubaと肉体だけ。途中久しぶりに声も多用してみた。
やったことのないことを自分で試す。
昨夜の大量に飲んだ酒が凄い漁の汗となって出て行く、前が見えない。
思う存分やった。
短い挨拶の後デュオへ。
二人ともとたんに張り巡らされた針金にくらいついて演奏。
瀬尾君は弓でも弾くし楽器に巻きつけたりこすりつけたり。
ここまで楽器をいじめるプレイを何の気負いもなくするとは。
僕は弾いて天井や蛍光灯とこすれるノイズ、弾きながらtuba吹いたり。
形なんて二人ともどうでも良い音の交歓。
楽しかった。
終わったらすぐそこの立ち飲みで軽く乾杯。
ここは僕が初めて自分のポケットから金を出して飲んだ店だ。
もう20年以上前の話。
瀬尾君の友人や久々再会喉歌歌手の等々力政彦さんも交えて楽しくにぎやかに打ち上げ。
等々力さんをのせてあげて2曲唸ってもらう。
ギターをオープンチューニングにして、偶然居合わせた人も感激、僕らも贅沢。
終電ぎりぎりまで飲んで走ってなんとか間に合った。
瀬尾君との再会は次は北海道かな。楽しみだ。