収穫祭/UKIYO日本ツアー@神戸元グッゲンハイム邸

daysuke2009-03-20

UKIYO:giovanni di domenico(p)高岡大祐tuba
レダレビッグバンド


神戸の元グッゲンハイム邸でUKIYOライブ。

その前に管理者アリくんの演奏があるということで日本橋へ。
しかし楽器をポコペンに置いていたのをすっかり忘れていて遅れる。
着いた日本橋はオタクの祭。
車両通行禁止の車道一杯にオタクとコスプレ。
うああああああああ。

うーん、こういうところにきたのは初めてかもしれない。
思わず、ひどい言葉ばかりが出る。
しかし凄い数だ。
40超えたおっさんであろう男が美少女のコスプレして歩いている。
ジョヴァンニが目をきょろきょろしている。
さぞおもしろかろうなあ。
彼らがマジョリティで俺はマイノリティなんだよ、といっておく。


++++


神戸須磨塩屋。
海辺の丘陵地をジョヴァンニと散歩する。
夕陽が美しい。


最初の出番のアレダレビッグバンドはこのグッゲンハイム邸のご近所さん若者たち。
まるで日本橋からそのままつながっているような。学芸会。
酒のほてりをぬぐいながら夜を歩く。


我らUKIYOはデュオで。
今回初のグランドピアノにジョヴァンニは喜ぶ。
部屋の響きも豊かで、グランドとアップライトは全く違う楽器であることを体感。
お客さんはクラシックのそればりに静かだったが、このような美しい音がしていると
お客の反応は気にならないのか(現金なものだ)
するするする、と音が出てくる。


実はピアノと演奏するのは結構僕にとって難しい。
僕にとってもっとも個性のはっきり出すのが難しい楽器。
一音だけでは完全な聞き分けが難しい。
音が並ぶことによって表現が出てくる。
そういう西洋楽器の極地とやると、今回は逆に自分が西洋楽器をやっているという
気持ちになった。これは普段はほとんどない。
演奏法を特殊化する演奏や個人化するものが身の回りに多いように思える。
こうやってたまに、楽器の本質に根付いて演奏するのも悪くない。
良いライブでした。


終演後はカレー食べて軽く打ち上げ。
43度の古酒がうまい。
神戸方面から大阪への終電は意外と遅いので泊まるつもりだったけど帰ることに。
あくび連発の家路。