石田秀幸x高岡大祐@祖師ヶ谷大蔵カフェムリウイ

祖師ヶ谷大蔵カフェムリウイで斜めに吹く笛奏者石田秀幸さんと。
僕が大好きなバルカン周辺諸国に多い斜めに構える笛の専門家。
カヴァル、ネイなど盛りだくさん。
僕も音は出てちょこっと吹けるが、なぜか僕の場合音がでかすぎて楽器が鳴りすぎる・・・。
あの哀愁のある風切り音が出ない。
自分が西洋に毒された音しかでないようで悔しく悲しい。


ともかくこの哀愁漂う石田さんの笛の音色が楽しく。
生音が心地よく響くムリウイの音の感じにマッチ。
 

僕はといえばいきなりなにか楽しいことにならずなるまで待ってみて。
まず技術的限界に挑戦し続けてみたものの、それはそれで。
やっぱ自分から出てくる音にどきどきしないというのは問題だ。
なので制限を付けてみることにした。
出づらい音、予測のつきにくい音。
まだ未完成ながら(完成なんて目指してないけど)自分でも楽しめた。
後で石田さんに聞いたら倍音や差音が周囲を飛び交って、頭の後ろで鳴ったり
耳元で鳴ったりしていたらしい。
別にそんなことは狙ってなかったけど、そんな効果があるのかあの奏法には。
普通の特殊奏法にしてはあまりに地味な使い方だったのです。
これは今度の日曜や月曜にやるソロでも使ってみるつもりなので種明かしはそれ以降に。
興味あるひとは是非聴きに来てください。
同じことできるかどうかわからないけど。


合奏では羊飼いの吹く巨大な倍音笛フヤラともやり、音量面で注意を払ったけど
ありえない組み合わせで楽しく演奏。