リハ/実りの日

ブッキング作業は引き続き


昼間はポコペンで稽古、ボイラーズ。
ワタンベはフロアタムにシンバル一枚、タオル、おもちゃの鉄琴の鍵盤ぶらさげて。
前回のライブで放出しまくることに限界と徒労について話し合った。
いくらでも爆発炎上沸騰できるのは当然としておいて
そうではない方向、さまざまなそこら辺に転がっている素材を
積み木のように積んでいってそれが組みあがっていく経緯、状態、美しさ、
そしてそれが時間とともに崩壊していく姿のようなものを
決め事なしに、信頼の置けるお互いの感性を基にして
二人でできないだろうか、
と言葉にすると小難しいが、そんなことを地元の言葉と感じでやっていく。
あれれ?するっとできそう。


そこら辺に落ちているごみや落ち葉を組み合わせて何か面白いものを作るには
ひらめきと迷いなしとセンスと技術が必要だ。
この後のラグビー立ち飲みでも話し合ったが、もしかしたらイメージ、というものは
不要な、演奏の敵なんじゃないかと。


あれでしょ、イメージを持って何かやるの大事とかいうのって
才能がない人が向いてないことを何とかやろうとするときに必要なんでしょ。
俺らにしかできない、俺らしかなれないあれなら、イメージなんかいらない。
今まで生きていた人生が反映されるだけで、それは人間そのものだし。
次いこ次、といったボイラーズ、非常に楽しくなりそうだ。
理想のイメージがないから、ここに積んで遊んだ集積が、音楽になるだろう。


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稽古場にたくさんがやってきた。
2月のボイラーズの企画をしてくれていて、チラシが出来上がったところ。
製作過程を日記で見ていたけど、うん、やはりうれしいものでした。


一枚一枚のかさが高くて折りたためない。
コピーする前に貼り付けられた葉っぱのコラージュは僕の家の前の公園の木々のもの。
一枚一枚に違う形と色の布切れが(服?)留められている。
ちょうど持ち歩いていたピータービアードの写真集も一緒に見る。
好きなものが集まってくる感じ。
大事に配ろう、折込なんかには出来ません。
一枚一枚、人の顔を見て渡したいもの。
今まで作ってもらったフライヤーの中でも最も嬉しい。
ありがとう、たくさん。
企画はこれ

BOILERZ
2/6(金)start 20:00
【大阪 &'s scene(アンヅシーン)3F】
TEL:06-6535-0480
住所:大阪市西区新町1-2-6 大阪屋ニュー新町ビル3階
http://www.andsshop.com/
BOILERZ:高岡大祐tuba ワタンベds
2500円、1ドリンク付き


++


ビアードの軌跡を追って、演奏する勇気がわく。
しかしなによりも、勇気を鼓舞するのは、彼の日記だ。
蛇の抜け殻、動物の骨、広告や新聞の切れ端、時には彼自身の血で描かれた日記。
すべてが本当。
開いた項に世界がいっぺんに焼きついているかのようだ。
ワタンベに、こんな音楽がしたいんや、といったら、頷いた。
われらは理屈や理解が欲しいんじゃない。
音楽そのものになりたいだけだ。
良いも悪いも、音楽自身はそれを判断しない。
んでもって音楽は人間のやることだ、うん、破綻していない。


実りを感じて早寝してみよう。
前に進まないブッキングはひとまずおいて朝からダッシュ