出発/到着

出発の日。
今回の旅の準備で今までと一番違うところは荷物だ。
いつもtubaだけでエコノミークラスの重量いっぱいになってしまう。
前回の帰りはオーバーバゲージで超過料金を取られた。
今回は初めて預け荷物はtubaだけ、後は全部持ち込み。
ということで、海外に2ヶ月行くには恐ろしく少ない荷物。
東京10日間滞在時より少ない。
泊まりは友人ちだし、安い店も大体知ってる。
初めて調理用具を持ち歩かない旅になる。

朝はラッシュのまずい時間だが南海電車は割りとすいていて急行で楽に行けた。
2時間前に関空につき、まずはチェックインと荷物預け。
預ける前の事前の荷物チェックがなくなっていた。
ちょっと20kg超えたみたいだけどなんとかなった。

金銭関係の振込みや入金を済ませ両替もし、最後に保険。
前回は保険を考える時間で少し遅れたっけ。
今回はいろいろと安く済ませれた。
さすがに慣れてきて余裕のボーディング。

機内では映画を5本見てあまり寝ず本も読まず。
超人ハルクはよく似ているといわれるので最初に見るが…。
俺こんなんですか・・・。
まあ人間にしては不死身っぽいのでありか。
ほかにもマーベルコミックものとか普段絶対見ないもの、
アメリカもの中心に乱見。ストーリーが全部ごっちゃになった。
酒もほどほど。少し首に負担はある。
後ろの男の子がちょっと特殊みたいですごいテンションで歌を歌っている。
これがなかなか面白くてよく聞いた。何かの参考になりそう。

アムスで乗り換えてブリュッセルへ。
実は事前に飛行機ごとキャンセルになって、出発が数時間遅れる。
暇つぶしはお手の物、こうして一人遊びばかりが上手くなる。
トランジット手続きを済ませて端っこのほうのゲートでひたすら待ち。
周囲には持ち込みラップトップでネットしている人多数。
調べてみたら無線LANがあるが時間当たりで購入が必要。
30分6ユーロって、あんまりお得感がない。
数時間待てば誰かのうちで出来るんだし、とネットには繋がず現在日記作成中。

ちなみに今回は軽量なEeePCとウィルコムの無線LAN使用可能な端末を持ち込んでいる。
ブリュッセルの友人宅ならば気軽に無線でネットが出来そうだ。

乗り換え手続きしたあとの待ちが長い・・・。
ボーディングも遅れて本当につくのか、と思うくらい待たされて搭乗。
さすがにかなり眠い。もうそろそろ24時間連続起床だ。
久々のブリュッセル空港に着いて荷物受け取り。
場所がわかりにくくて少し遅れるが外に出るとクラッピーミニバンドのパクヤンとニコが
迎えに来てくれていて再会した。
しばし言葉がない。ほんの少しだけ。すぐに抱きしめあい再会を喜ぶ。
ニコの車で一路中心地へ。
直前まで泊まり先を決めていなかったけど、やはり前回滞在したエリックたちの家に行きたい。
というわけで連絡あてもなく行ってみた。
するとやはりエリックはそこにいて、再会。

1年たっているのがうそみたい、何も変わっていない。
まるで1週間留守にしたみたいな気分だ。
あの感じがよみがえってくる。

まずはビールで乾杯、ってことでパクヤン、ニコ、エリックであの一番近所の400種類ビアバーへ。
ムダーランビック。
そうすると、見慣れた革ジャンの禿頭。ティエリだ！
前回滞在時のデグルチーニのよき飲み仲間、そして音楽マニア。愛すべき酔っ払い。
後ろから声をかけると、信じられない、という顔で大笑い。
近日引っ越す彼がここに来たのは1年ぶり、僕らと来て以来だという。
なんという偶然、いやなにかか。
あちこちに見かけた顔、皆で再会を喜ぶ。

あほな話もするけどやはり話題はずっと音楽。
近日やってくるというオーネットコールマンのこと、我らの楽しみなライブ。
これからどれほどの冒険を皆でするのかも本当にたのしみだ。

話題が豊富でビールがなかなか進まない、のもブリュッセル流。
久々の英語オンリーの多数会話、なんとかなるさ。
皆朝が早いので気持ち早めに解散。
再会なんて約束しなくても、すぐあえるのも地元感。

エリック邸にもどっると新しい住人になっていたファビアンと兄弟が飲んでいた。
軽く合流。滞在する部屋を決めて荷物整理も。
ソロソロ英語が怪しくなってきた。
そこそこの時間で寝ることを決める。
とはいえ現地時間で3時近く。
これで27時間連続で起きていたことになる。

さあさあ　はじまりはじまり。