フランスから来たデュオに飛び入り

daysuke2008-04-18

jérôme fouquet(tp)Vincent(cello)村上巨樹g高岡大祐tuba


東京でのライブオフだったはずが急遽飛び入り決定。
最近懇意でお世話になっている渋谷のバーイッシーにフランス人デュオがやってくるとのことで
久々に未知の人のところに飛び込んでみた。
なんとも気さくで感じの良い二人。
彼らとその後の共演する予定のある村上君とも初対面。
最初は三人の演奏を鑑賞。
ミニマルな感じのギターに生音ラッパ、特筆すべきはHuguesのチェロ。
エフェクターが入っているけど音を変調しているというよりは強調している感じ。
設定をいじくることもなく、弾き方によって多彩に変化する音色の楽しさ。
基音の上にある倍音が別で歌ってでもいるかのようで非常に楽しい。
真珠のネックレスをチェロにぶら下げたりするが奇矯さよりもサウンドに興味があるんだなあ、
ということがよくわかり好感。


2部で飛び入り。
ラッパの隣。
正直言ってjérômeの演奏は苦手だった。
僕がやるテクニック、手法、音楽のやり方に後ろからついてくるやり方。
最初はたまたまかなあ、と思ったのだが、そうでもなく半ば無意識でやっている模様。
自分が変わるとついてくるというか、ストーカーされているような気持ちになる。
実はこういうタイプの演奏家がことのほか苦手なのだ。
何をやってもついてくる、嫌気が差して新しく選んだ手法を変えるとまたついてくる
やめる、ついてくる、の繰り返しで音楽に集中できなかった。
なんか技のオンパレードみたいに見えただろう、すごくやな奴に。
逃げても逃げても追っかけてくる、これは辛い。
しかし今考えればそのままずっと腰をすえてやってすえてやってれば良かったか。
いや、気持ち悪くて出来なかった。
Huguesとか面白かったのに残念。


またいつかHuguesとデュオの機会とかあると良いなあ、と名刺交換。