エル・チョコラーテ＠梅田レインドッグス

ピンポンショーでボイラーズ
なっかんたちロホレガロ恒例イベントエル・チョコラーテ＠レインドッグス
僕は2回目かな。

一昨日の教訓でせっかくPA何でも使えるライブハウスやけど生音でやらせてもらった。
あかんねん、わしら。
マイクで音が集音されるやろ、それがステージの部分と客席の部分のスピーカーから
音になって出ます。
あかんねん。

そのぶん、演奏を耳で聴いてもて、なにかがおそくなりますんやわ。

そら人間やし耳で音聞いてますがな、
しかしね、俺らみたいな楽器で俺らみたいな演奏してると、あきません。
電気ギターみたいにポチッと触った音がアンプ通して素早く千倍くらいになる楽器や
音色を指先一つで自由自在に出来るシンセサイザーとかやったら、ええです、それで。

でもワシらはこないで

ワタンベは頭使わんと全身で叩かなあきません、スティック握って振りかぶって
打面めがけて、それが音色を決定するけど打面に触れてる時間なんか一瞬、
延々それの連続、考えたらアカン、
しかも演奏は保健所に追っかけられる野良犬の必死さ。

ワシの場合はやね、
全身の筋肉やわらこうして、でもいつでも爆発できるようにして
重いもん腹に抱えて、バランスとって息吸うて、唇きっちりマッピにあてて
常識外れの息のスピード吐き出して、アホみたいに指動かして
演奏は冬眠明けで飢え死に寸前により人を襲って食う熊の必死さ。

耳で聞く、いうことは記憶と参照すること、
とかく音楽はストーリーをなぞるだけになってまう。
俺はそんなんいやや、やけど、どないしてええかわからへんクソ頭悪いから。
頭使うの苦手な二人で、そら体いごかすしかないですな。

耳で聞いたらあかん、おそなる、全身で聞いてる音がある。
ワタンベのドツク音が凶暴な粒粒になって俺の全身をドツイて
俺の吹く音が文字通り吐き出されるゲロのように空気を汚染していって
1曲ごとに汗ぐちゃぐちゃ、終わるごとに吐き気。
で、産まれる乱暴にして美しい音楽、BOILERZ。

汚いよなあ、おっさん二人がぐちょぐちょになってしかでけへんねんもんなあ。
でもデモDEME
きれいはきたない　きたないはきれい
地でいってますな。

なっかん、みんな、遊ばしてくれてありがとう。
ロホでぐいんぐいん踊ってはった綺麗どころのセクシーお姉さんたちが
僕らの音楽で少しでも体いごかしてくれたのが、嬉しかったです。

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昨日も書いたけどとにかく全部洗濯してもたんで着替えがない、
このデュオでそれは無理！
ここでライブする時にいつも通う古着屋で着替えゲット。
ついでに旅中でズボンがみんな破れてきたんでそれも。
380円の迷彩ズボン、アディダスのスポT280円とか。
日本一安いね、ここは。

そしてライブ後、うーん、なあ。
なっかんらが定例でここでピンポンショーという複数ステージによるバンド交歓を
やっているの、凄いと思うのよ。
ロホレガロは重なるライブで地力をじわじわ上げてる。
イベント続けるのって大事やわ。
でも、続けると、なんでこーへんの、お客さん？
まあ今回いかんでもまたやっとるから、またいこけ、ってなるんかいな。

毎回違うゲスト呼んでDJも誘ってムードも作って。毎回ちゃうもんやで。
最近は音楽イベントも豪華一点主義で有名な人、レアな組み合わせ、
分かりやすいからそういうのは人も集まる。
けどなあ、お客さん、あなたも主役やで。

今は誰も知らんイベントを支えてるっていうの、誇りに思うアナタがかっこええ。
ステージから浴びせかけられる音を浴びて帰るだけやなくて
音楽に寄与していることを誇りに思ってくらさい。

何度招待しても「イヤや、払いたいから払うねん」っていう人がいます。
スタッフ並みに働いてくれて身内も身内、やけど払う、っていう。
いつまでもタダで見てたら、自分の好きな音楽がいつかなくなるって
おもうんやろうね、真剣なお客さん、好きです。
金なくてもやってきて「どうしても見たいから、頼むから入れてくれ！」ってごねる
文無しのお客さんと同じくらい、好きです。

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クラッピーのツアー終わってゆっくり出来るンやろうなあ、と思ってたけど
全然、あきません。
5月飢え死にしないようにブッキングしてる。
やりたいことは集中してる。
たぶん5月は小麦粉練ってチャパティ生活やけどそれも楽しみ。

無事帰国したクラッピーの面々からメールが届く。
皆、今回の来日で人生が変わりはじめたという。
大いなる喜びと、早く会いたいという気持ちがガンガン飛び込んでくる。

I don't want good bye...But I'm happy
ニコのメールから。
彼はサヨナラを言うのが本当に嫌いで姿を消した。
その態度こそが彼の気持ちを表していた。

また会って音楽を作る、今度はベルギーで6月以降。

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そう、われらが劇団子供鉅人のHPリニューアル。
http://www.kodomokyojin.com/
気合入ってるネエ、コンテンツ充実。
こないだの共同企画ウジカヴィカジコ「あいつらは外国人なのかな」の
写真スライドショーでこれなかった方も少し味わえます。
俺の写真が多くてちょっと照れます。
大感動巨編演劇「めくら女とつんぼ男」の雰囲気も。
クラッピーの皆、いい顔してます。

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まだ公表前なんですが、
超急遽今月30日にライブイベントをやります。
難波サオマイにて。

お世話になったあの方に、感謝祭。
予定メンバーはこのあたり。
変更の可能性あり。

2008年4月30日（水）時間未定
チャージ予価：1,500円（1ドリンク付）

「THANKSGIVEN」

moody北村（浮世離れDJ）
益山貴司（劇団子供鉅人主宰）
BOLSHOIZ（谷町ケダモノバンド）
BOILERZ（野良系パンクジャズデュオ）
クリトリックリス（ネオスカム最終兵器）
瀬戸信行（フレイレフジャンボリー）
イガキアキコ（たゆたう）
宮田あずみ（薄荷葉っぱ）
ヤブリンコーネ（デグルチーニ）
他

乞うご期待。
また動いてもた。

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