年越しカウントダウンライブ

daysuke2007-12-31

『ヒロナリ&ニューオリンズカトリーナスペシャル 』
ヒロナリg 宮崎イカキン健g 高瀬順key 高岡大祐tuba 松尾敦史dr
石川雅康perc 辰巳光英tp 金子サスケsax 荻野淳tb 後藤篤tb


いよいよ今年最後の日。
高円寺へ移動、意外と人の少ない中央線。
ジロキチに入りセッティング。
今日の面子はニューオリンズ在住ギタリストのヒロナリ氏率いるゴーアヘッドというバンドの
スペシャル編成。
ニューオリンズファンクスタイル大編成、辰巳さんや今回僕同様呼ばれた後藤君も居る。
曲のリハやって、一番大事なカウントダウンの練習もする。
聞くところによるとここジロキチのカウントダウンライブは成功率が低いそうだ。
演奏はご機嫌に楽しいがここは不安である。


演奏前には嬉しいことに年越し蕎麦の振る舞いつき。
本格的な蕎麦が大量に出てメンバー一同大満足。
ミュージシャンに細く長く生きる、というのは無理っぽいのだけれども・・・。


ちんたらとしていたらあっという間に07年も数分後になっていた。
15分押しにせーへんなんて冗談飛ばしながらも慌てて板について準備。
07年のうちに最初の曲のスローな部分を3回まわしてMCとカウントダウン10カウントを
挟んで、ハッピーニューイヤー叫んだ後に、曲を速いテンポに切り替えて賑やかに演奏。
おお、成功した!これは凄い。
そのまま休むまもなく超ハードなファンクチューンに切り替える。
全然正月っぽくないぞ、全員本気の汗まみれ必死演奏怒涛の嵐だ。
しかしみんな手抜きなしの良い演奏をする、かっこいいなあ。
なんだか今回のレパートリーは、というかニューオリンズの曲には葬式の曲が多いもので
正月早々いきなり葬送曲が並ぶが言わないと分からないくらいどれもこれも明るい。
ソロは毎回ほぼ全員に回していく、こういうニューオリンズな感じはほんと久しぶりだ。
イントロンボーンはとても好みでバリバリ行くのがとても心地よい。
メンバー一同ノリノリで笑顔も溢れまくりなのだがなんだか客席が盛り上がっているようには見えない。
この熱い演奏にドン引きなのだろうか。解せない。
まあ全然気にすることなく演奏は続くよ、身を捩じらせて弾き倒すヒロナリ氏の先導で。
僕のソロは前回このバンドに呼ばれた時もそうだったがお化け登場びっくり箱的な様子が強いので
それを自覚してかつ自分のアホな部分倍増して思いのたけぶちまける。
これを聴いて普通の顔をしているほうがおかしい、というようなソロ、
お客の中に爆笑している人が見えたので良かった。
もう最後の最後まで正月だなんだとか関係ない燃え上がる演奏に昇天。
いやあ気持ちよかった。


終演後は振舞い酒を頂いてその辺に年始の挨拶状態で廻る。
メンバー同士で演奏たたえまくり。
ヒロナリ氏の言葉にぐっとこさされる。
大好きなニューオリンズ音楽だが専門でやっている身からは程遠くなってしまっている、
しかしそんなことに関係なく、心からニューオリンズを愛する彼のような人から
かけられた言葉は非常に心にしみるものだった。
すばらしい年明けだ。おおきに。


僕にはまだ次がある、待ってる人が居るので比較的早々に退出。
またしても池袋へ、こっそりとこの夜も営業している池袋バレルハウスへ後藤君夫妻も交えて。
ひどい酔っ払いが二人居るだけのバレルへ、店長そんちゃん新年おめでとう。
乾杯、築地で仕入れたという目出度い鯛のおかしらをいただきながらまた乾杯。
二人いた酔っ払いはかなりどうしようもないシロモノでこの後トラブルを起こすが
まあ新年ということであまり気にせずご機嫌に。
良い音楽があると本当に気分が良い。
皆が帰った後、そんちゃんと二人で放浪してさらに乾杯。
気がついたら初日の出も何もかもとうに出ていた。
最高の幕開けだ、そして初撃沈。