友人監督作品に音楽を1

daysuke2007-12-04

急に入った予定のために梅田の専門学校へ。
久々に再会した友人の監督映像作品に音楽を付けに行く。
最近なにかと音楽をつける、というような状況に欠かせない存在となりつつある
デグルチーニのヤブリンコーネに来てもらう。
どうも専門学校というとモラトリウムというかだるい雰囲気、というイメージがあったが
ここにいってちょっと印象が変わる。
廊下に寝転んで小さなモニターを熱心に数人で覗き込む奴ら、ケーブルを捌いて大声で廊下を走る、
寒い野外で今時ない巨大なカメラで撮影する奴ら。
別の専門学校卒のヤブリンコーネも少し驚いている、ここには活気があるようだ。
友人の映像作品はこれまたフィルムで、嫌でもこちらも燃えるもの。
質感があるものにはやはり興味とやる気が湧く。


アナログテープの録音機にモニターがついているような巨大で魅力的な機械を前にして
時系列にそって作曲していく。
映像に音をつけるときにはなるべくシンプルな音楽でありたいと思っている。
メロディと呼ぶ以前の原始的な鼻歌状のものをつむいであっという間に曲は完成。
音のない部分も重要だと思う。そこに音楽的な意図があれば音はなくても良い。
急に決まった話しだったので録音する場所に一苦労。
教室はほとんど埋まっていて屋外はどうかと思うがやはりノイズが激しい。
日を仕切りなおして録音することに決定。
用事のあるヤブリンコーネと分かれて僕は監督女史とサシで飲み会。
駅前ビルの地下街のおっさん居酒屋。染みる。